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廉「話しにくいから俺の方向いて。」
肩を掴まれ、身体ごと廉くんの方に向けられた。廉くんの膝と私の膝がぶつかった。
廉「杏ちゃん華奢だね！抱きしめたら折れちゃいそう！試してみていい？」
杏「えっ！？折れないですよ！！」
廉「ははは！笑 じゃあさ、この前のお仕置き、ここで使おうかな。」
杏「お仕置き…？」
廉「俺に力一杯抱きしめられるお仕置き！」
杏「！！！！」
廉「杏ちゃん立ってこっちおいで！」
グイッと腕を引っ張られ、廉くんの胸板にスッポリとおさまった。
力一杯って言ったけど、そんなことはなくて、柔らかく優しく抱きしめられた。
そして、私の耳元に顔を埋めて呟いた
廉「またここで、杏ちゃんのこと抱きしめてもいいかな？」
そう言うと、廉くんは私を胸元から離して私の応えを待つ。
杏「////私なんかで良ければ…」
廉「ありがと！杏ちゃん目がうるうるしてて子犬みたい。もしかして、もう一回って誘ってる？」
杏「そっ、そんなことないです！」
廉「うそうそ！笑 また今度させてな！今日はもう帰ろうか！」
(廉くんに抱きしめられた。何この展開…速すぎてついていけないよ。また抱きしめたいってことは…廉くんももしかして私のこと…)
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作者名：アプリコットママ | 作成日時：2017年7月7日 23時
