レンタル彼氏。

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店員「お客様、申し訳ありません…
季節限定のピーチフラペチーノが本日は
残り一杯分のみとなってまして…」

と、私の方のレジの店員さんが
申し訳なさそうに伝えてきて


「そっかぁ、、それは仕方ないですよね！
じゃあ私、ソイラテで！」

店員「かしこまりました」

そんな私たちのやり取りを聞いてたのか


JK「え？いいよ、俺が違うのにするから」

「いいの、いいの〜！もぅ夜だしさ〜
やっぱり夜に体冷やすとね、、歳だし…
あっ！すみません！カフェイン抜きでお願いしまーす！」


なんて強がりましたね。
えぇ、強がりましたよね。絶対←

年の離れた妹がいるおかげで
全ての権限を譲る習慣が身についてしまってるのか、誰かと争ってまで欲しいものを取りにいくってことができない私


でも、代替のソイラテも美味しいし
こんな性格の自分も嫌いじゃない


「ジョングクくんは元気にしてたの？」

JK「まぁ、それなりにですね〜」

そのまま店内の窓際のカウンター席に座れば
ジョングクくんも自然と隣に座るから
軽い雑談でも…と話しかけてたら


JK「…甘っ！！」

しかめっ面したジョングクくんが私に
飲みかけのピーチフラペチーノを差し出して


JK「すみませんけど、取り替えてもらっても良いっすか？」

「え？いや、だってジョングクくんが飲みたくてピーチフラペチーノにしたんじゃ…」

ビーチもフラペチーノのどっちも甘いって
最初からわかるじゃん(正論


JK「あー、まぁ、その季節限定とか…
やっぱ試したくなっちゃうじゃないですか〜」

「ぷぷっ(笑」

JK「え？俺そんなにおかしなこと言いました？」

「いや、その発想うちのお母さんみたい(笑
季節限定とか、タイムセールとか、、
自分じゃ食べないのに無駄に大量に買ってきちゃうの(笑」

JK「まぁ、その分おこぼれ貰えるから良いじゃないっすか」

「まぁ、そうなんだけどね…
じゃあ遠慮なくおこぼれ頂戴します！！」


まだ口を付けてなかったソイラテを
ジョングクくんに渡して、代わりに貰った
ピーチフラペチーノを飲むと


「はぁ〜っ、、沁みる！！！」


疲れた身体に贅沢な甘さ！！
生きてて良かったーーー！！！


JK「ははっ(笑
Aさんこそ…」

「あ、ババアくさいとか言うんでしょ？」

どうせ四十肩のアラフォーですからね〜
なんて自虐してたら


JK「ううん。可愛いって言おうとした」

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