レンタル彼氏。

18＊ ページ18

テヒョンさんの鋭い目にちょっとビビっちゃったのかな…(汗


「本命って、、そんな人は居ないって〜
アハハ〜(笑」

なんて、から笑いしたのが悪かったかな…(汗


TH「でも、そのキスマークは本物でしょ？」


って、もう消えかけてる首に付いた痕を
指さされて…



「これは…その…(汗」

ボラ「え？待って！A
本命って、、本当にいるの？
じゃあ、わざわざレンタルなんてしなくても良かったんじゃ…」

TH「本命さんって、もしかして…
不倫だったりして？」


「・・・・」


図星すぎてなんも言えねぇ…



ボラ「えっ、マジで？！Aはそんなタイプじゃないって思ってた〜」


「はは、本当にね…(苦笑
そういうの一番私がキライなんだけど…」





そう、世間から見れば不倫になっちゃうんだ



たくさんの人を裏切ってる




そんな自分が嫌いだ…








微妙な空気になっちゃったし
ボラには、デートの邪魔してごめんね〜
とか、言ってひとりでお店を出た


どこかに寄る気分にもなれなくて
真っ直ぐ自宅に向かった…



2年前。実家を出て
会社近くのアパートで初めての一人暮らし

小さな頃から仲のいい家族だったから
実家を出るときは嫁ぐ時だって
ずっと思ってたのにな…



まさか、この歳まで独りだなんて
あの頃の私は全然考えもしなかったなぁ、、



普通に大学出て、普通に仕事をして
普通に恋愛して、普通に結婚して…



30代なんて、すでに子供がいるんだって
思ってたのに…




当時16歳のリジが妊娠したって聞いた時の
衝撃はハンパなかったからなぁ、、


母親になる前に
叔母さんになっちゃうなんてね…(汗


マコリクは可愛いよ
もちろん叔母としても
家族とは昔と変わらず仲は良いんだよ




でもさ、、


あぁ、、なんか嫌な思い出ばかりで
頭ん中グルグルしちゃう、、



もう考えるのはやめなきゃ！！



そう思いながら自宅の玄関の鍵を開けようとすると、すでに鍵が開いていて



どうして、、



と、不安になるけど

中にいるのが誰かわかってるから、、




ふぅ…っと、深呼吸をして

そのまま玄関を開けて入って行く




玄関には見慣れた靴があって

私もそのまま靴を脱いで部屋に上がれば






JM「おかえり」



変わらない優しい笑顔で
私を迎えてくれた

19＊→←17＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す