レンタル彼氏。

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小さい頃から俺は周りの女子にモテた。


幼稚園の時から逆プロポーズを何人にもされて

近所のお姉さんや、お婆ちゃんまで
俺に色目を使ってきた


「きゃ〜♡」「カッコいい♡」「大好き♡」


はいはい。

もう聞き飽きたわ…



たくさんの女子に告白されても
俺は全く相手に興味を持てないし

「グクくんの好きなタイプは？」

なんて聞かれてもマジで何も思いつかないし
そんなの面倒くさいとしか思えなくて

勝手に抱きつかれたり、キスされたりして
むしろ欲まみれな女の感情に
心底ウンザリしていた


高校を卒業して適当に選んだ大学入って
街でプラプラしてると



そんな時、たまたま出会ったのが…



JIN「キミ、イイ目をしてるね〜最高だよ！
僕と一緒に天下取ろうよ♡(パチン」

JK「は？」



デッカいサングラスを少し下げて
盛大なるウィンクをかましてきたこの人

キムソクジンによって

俺の人生は変わってしまった。




第一印象からして怪しいのに
物珍しさで、なぜか素直にそのまま一緒に
雑居ビルの中に入っていってしまった。

小さな事務所には、まぁ、そこそこのレベルのイケメンが数人いて

最初はなんかモデルの事務所とかなのかな〜
って思ってたら





JK「レンタル彼氏？」

JIN「そう、この世の中には可哀想なレディー達がたくさんいるんだよ」

JK「モテない女ってこと？」

JIN「ノンノン！」

わざとらしく唇を尖らせて
顔の横で人差し指を揺らしてる


JIN「僕と付き合いたくても叶わない可哀想な子猫ちゃん達が溢れてるんだ！！」


・・・(呆然


JIN「この世の中は本当に理不尽だよね…
言いたいことも言えないこんな世の中じゃ〜」

TH「ポイズンっっ！！！」


いや、なに？このコント…(汗

って、突然現れたイケメンに一瞬焦ったけど


JIN「ヤァーーー！！テヒョンア！！
お前はいつもいつも僕の美味しいところを奪いやがってぇぇ！！！」

TH「え〜？今の社長のフリでしょ？
俺、めっちゃいいパスを返しただけだよ？
ねっ？キミもそう思うでしょ？ね？」

JK「さぁ…、俺にはよく…」


わかんねぇ、全然っ、わかんねぇしっ！


TH「やだなぁ〜、最近の子はノリが悪いよね〜？ほらほら、一緒に歌お？やっぱりここはGTOより、花男の方が良いよね〜」


いや、だから何でそんな中途半端に
懐かしいドラマ主題歌を選ぶんだよ！！

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