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私たちを見た店員さんが、明らかに萎縮した表情を浮かべた。
一瞬疑問が浮かんだが、後ろの二人を見てすぐに納得した。
だって二人とも休みなのにいかつい制服着てるし、かき氷食べに来てるのに長袖だし。
おまけに伊達くんは眼帯まで付けている。
「ずんだ味をくれ！」
『声でか』
店員さんに視線を向けた伊達くんが唐突に叫ぶ。
そんでもってずんだ味って、宮城県にはあるかもしれないけどここ東京だよ？
「信長、貴様どうする」
「決まっている。干し柿味だ」
『あるわけないでしょ』
揃いも揃ってかき氷食べたことないのかな？
いや、少なくとも信長は小さいとき一緒にお祭りで食べたんだけどな…。
「す、すいません。そ、そんな味は、ないんですけど…」
困惑した様子の店員さんが、二人の圧に押されて一歩下がる。
「ないだと？」
「では焼き味噌味をくれ」
『なんでそんな変わり種ばっか言うかな？』
「く、くれ…」
『すみません、メニュー見せてもらっていいですか？ほら、二人ともちょっとこっち来て』
敬語が使えない信長にドン引きの店員さん。
申し訳ないなと思いながら二人を少し離れた場所まで引っ張った。
『ここの中から選んで？』
「干し柿味も焼き味噌味も無いなんて、センスを疑うな」
『私は信長の味覚を疑うけどね』
二人は早々に自分の分を決めたのか、またさっきの店員さんの方へ行ってしまった。
「おい伊達、本当にここで合ってんのか？」
「私が偽っているとでも言うのか」
「俺に恥をかかせるための罠じゃないのか…おい貴様何見てる」
「き、きさま…」
『もー、遊びに来てまで喧嘩しないの！すみません、注文いいですか？』
こちらが可哀想になるほど小さくなる店員さん。
慌てて二人の間に入った。
「信長くん、伊達くん！Aちゃんまで！」
「日下部」
『みやちゃん…！』
女神が現れた。
私一人で二人を捌くなんて難題すぎる。
「え、…知り合い？」
「こちら私のクラスメイトの織田信長くんと伊達政宗くん、蝶野Aちゃんです」
信長と伊達くんの名前を聞いて更に戸惑い始めた店員さん。
歴史のこと知ってるのかな？
「で、こちらが私のバイトの先輩の、」
「ザビエルです！！！！」
「「『…』」」
手を胸の前でクロスにした店員さん。
やっぱ知ってるんだ。
「は？」
「何言ってんだおっさん」
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美優(プロフ) - 有紀さん» 初めまして！コメントありがとうございます☺️私も最近続きを書きたい欲が出てきました！気長にお待ちいただければ嬉しいです！ (4月14日 14時) (
レス) @page31 id: c086026ca6 (このIDを非表示/違反報告)
有紀(プロフ) - 初めまして、このドラマが好きで読ませていただきました。続き楽しみにしてます。 (3月29日 18時) (レス) id: 1322499c70 (このIDを非表示/違反報告)
美優(プロフ) - ななさん» お久しぶりです！嬉しいです✨ (3月22日 15時) (レス) id: c086026ca6 (このIDを非表示/違反報告)
なな - TVerで配信開始されたので懐かしくなりまた読みにきちゃいました。 (3月6日 23時) (レス) id: 114e35bcaa (このIDを非表示/違反報告)
美優(プロフ) - らんさん» ありがとうございます！最近は更新できていませんが、読んでくださる方がいると思うと嬉しいです😊 (2023年4月15日 18時) (レス) id: c086026ca6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう | 作成日時：2022年8月30日 10時
