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それ、徳川くんの“NEO江戸幕府”に引っ張られてない?


『2対1の3人組で対戦するのはどうかな?』

「確かに!そうすれば、負け役に裏切り者が混じっていてももう一人が見張れますね!」

『あ、でも二人とも徳川派だったらダメか』


会議は難航していた。


「こうなったら、やはり一人一人に裏切り者か問いただすしか、」

『それはダメだよ!…やっぱり、黒田くんはすごいね』


と、みやちゃんのカードフォンが鳴る。

噂をすればなんとやら、黒田くんからも電話がかかってきたらしい。

私との通話も繋ぎながら、みやちゃんは黒田くんの電話に出た。


「もしもし?」

「日下部、俺だ。…蝶野もいるのか」

『あ、二人の方が良かったら一旦切るよ?』

「いや、手間が省けた。お前も聞いててくれ」




─────────────────────────




次の日。

昨日電話で黒田くんに呼び出された私たちは、この間の階段に来ていた。

信長にも伝えろって言われたから信長もいる。

どうやら新しい作戦を思いついたらしい。


「このやり方なら、裏切り者を警戒しつつ確実にポイントを稼げる」

「隙のない作戦だと思います」


黒田くんの話は、みやちゃんがメモを取ってくれた。


「皆の前でお前たちから提案してくれ。俺の話は聞かんだろう」

「わかりました」

「黒田、」


そのまま教室に戻ろうとした黒田くんを信長が呼び止める。


「あ?」

「なぜまた俺たちに協力を?」

「お前の方こそ、答えは見つかったのか?」


黒田くんの返しに、信長は黙ってしまった。

その様子だと、まだ悩んでいるみたいね。


「どうすればクラスのみんなをまとめられるか、って考えてます?大丈夫です。先が見えず不安なのはみんな一緒です」

『そうだね。今はちょっとピリピリしてるけど…きっと団結できる。信じたもん勝ちだよ!』


みやちゃんの言葉に乗っかって信長の前に出ると、信長に笑われた。


「A、適当だな?」

『どうもすいませーん』


教室に戻ると、みやちゃんは早速みんなを呼び集めた。

私は黒田くんの作戦をわかりやすく伝えるため、電子黒板に文字を書いていく。

そして、まだ全員揃ってないけどまあいつものことだし、とPBB作戦を再開することを伝えた。

当然、クラスメイトたちは驚いている。


「PBB作戦再開できんの?」

「ええ、この作戦ならみなさんに必ず納得していただけるはずです」

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美優(プロフ) - A?さん» コメントありがとうございます!前田くんと絡めるように頑張ります! (2022年8月26日 10時) (レス) id: c086026ca6 (このIDを非表示/違反報告)
A? - 凄く面白いです前田との絡みが欲しいです (2022年8月25日 15時) (レス) @page35 id: 463b37ca19 (このIDを非表示/違反報告)
涼杜兄妹(プロフ) - いつも楽しく拝読しております!秀吉ともっと絡ませてほしいです!!! (2022年8月25日 14時) (レス) @page35 id: a89c13a921 (このIDを非表示/違反報告)
美優(プロフ) - すずさん» ありがとうございます! (2022年8月23日 19時) (レス) id: c086026ca6 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 応援してます!! (2022年8月19日 18時) (レス) @page13 id: c8c40d0f19 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆう | 作成日時:2022年8月10日 0時

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