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「なんで、助けてくれたのですか？信長くん、仰いましたよね」
(戦は絶対に誰にも止められない)
「…うつけが」
「えっ？」
「貴様が教えてくれたんだろう。絶対は絶対にないと。…なぜか、血が激った」
「信長くん、」
「それに、貴様は剣を振るよりも唄う方がよい」
「私に、敢えて剣を抜かせなかった…？」
『そうだね。みやちゃんの声はすごく綺麗だし、敦盛によく合ってる』
「あっ、そうだ！A」
『ん？…ああ、これ』
急に立ち止まった信長に促されて、ポケットから武将のストラップを取り出した。
「貴様のだろ。湖に落ちてた」
「はっ」
『チェーンが切れてたから、付け替えたよ』
「ありがとうございます…！」
「父親との約束意地でも果たせ。意外と、イージーかもしれない」
「駄洒落…」
『照れちゃって』
みやちゃんと笑い合って、信長を追いかけた。
「それにしても、Aちゃんは手先が器用なんですね！」
『ちょっとだけね。…ここだけの話、前は信長もよく喧嘩したりしてたの。そうすると服が破けちゃうでしょ？』
「おい、聴こえてるぞ」
『わざと言ってんの！』
「あははは！Aちゃんが信長くんの服を縫っていたのですか？」
『学校にいるときだけだよ。でも、お陰様で』
「A、もういいだろ！さっさと行くぞ」
『あ、耳赤くなってる』
少し前を歩いていた信長が、振り返る。
ズカズカと私たちのところは戻ってきたかと思えば、私の左手をとってまた歩き始めた。
みやちゃんも横に並んで、三人で楽しくおしゃべりしながら教室へ戻った。
すぐに信長に保健室へ連行されたけど。
だからそのとき、理事長室に新しい転校生が来ているなんて、思いもよらなかった。
それも、格違いに喧嘩が強くて凶暴な生徒が。
─その数ヶ月後、多くの生徒がこの世を去ることを、まだ誰も知らない。
ここまでお読みいただきありがとうございます！
とりあえず第一話、完結です。
お話を書き上げたのが初めてなので、非常に達成感を感じています。笑
さて、皆さんにちょっとお聞きしたいのですが、第二話の放送までしばらくありますし、ドラマからちょっと脇道にそれた番外編とか書いた方がいいのかなー、なんて思ったりもしています。
絶対に書く！とは言い切れませんが、何かご意見ある方はぜひコメントお願いいたします！
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美優(プロフ) - 紗奈さん» コメントありがとうございます！私も嬉しいです！！ (2022年8月15日 19時) (
レス) id: c086026ca6 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈 - 私このドラマシリーズ好きなので嬉しいです！ (2022年8月15日 18時) (レス) @page6 id: 2c45cd1730 (このIDを非表示/違反報告)
美優(プロフ) - すずやまさん» そのお言葉が一番嬉しいです！ありがとうございます🥰 (2022年8月9日 2時) (レス) id: c086026ca6 (このIDを非表示/違反報告)
すずやま(プロフ) - 更新楽しみに待ってました！☺️これからも作成頑張ってください！ (2022年8月8日 18時) (レス) @page37 id: 50da26ed0a (このIDを非表示/違反報告)
美優(プロフ) - 寧々さん» わざわざありがとうございます！全然迷惑じゃないですよー！！ (2022年8月5日 16時) (レス) id: c086026ca6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう | 作成日時：2022年7月25日 9時
