恋じゃないって。【Ren.N】

No.5 ページ5

廉side

俺にはずっと前から好きな人がいる。

それは、幼馴染みのA。

小さい頃からずっと一緒で、いつの間にか俺は

彼女に好意を抱くようになっていた。

でも、

『よう、ブス』

『歩くの遅いねん!!ブス!!』

なんて酷いことしか言えんくて。

Aも、俺の気持ちになんて全く気づいてないやろうし、ましてやアイツに゛好きな人が出来たﾞなんて話聞いたこともない。

それに関しては、喜んでいいのか悪いのか。

ﾞお前ら付き合ってんの？ﾞって言われることもあるけど、それが現実になればいいのになんて俺の願望。

そうやってからかわれる時は『そんなわけないやん!!』って全力で否定するAにちょっとショックだったり…w

アイツが俺を少しでも意識してくれる事はないだろうか。

Aは友達が居るのにも関わらず俺と毎日登下校してくれるのは俺のこと好きだからなんじゃないか

なんてただ自惚れてるだけだ。

少しでもAと一緒にいたくて、バスケ部のまねあに誘った。

バスケ部には、ファンクラブがある程イケメン揃いでマネージャーの倍率が高い。

恋愛に疎いAなら皆、了承してくれると思った。

だから俺は帰宅部になろうとしていたAを無理やりマネージャーにした。

そしたら想像以上に皆、Aのことを気に入ってしまい、ちょっとばかり嫉妬しているのはバレていないはず…

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