恋じゃないって。【Ren.N】

No.4 ページ4

廉『なぁなぁA〜』


なんだか久しぶりに名前呼ばれた気がするけど、廉が私を名前で呼ぶのは私に何かお願いごとを頼む時だ。


『嫌や』

廉『はぁ!?まだ何も言ってへんやん!!』

『だいたいわかんねん!!また、宿題でも忘れたんやろ』

廉『は、なんで分かんねん!!こわっ』

『いつもの事やからだいたい分かるわ!!怖いんやったら見せないけど』

廉『ごめんなさい!!ごめんなさい!!見せてください!!』

『よろしい』

＿＿＿＿＿＿＿

廉『よっしゃ、部活行くで〜』

『はいはい』

こう見えて私はバスケ部のマネージャーだ。

やたらとイケメンの集まる部活と言うことで

倍率はものすごく高かったのだが、廉曰く

『俺たちのファンじゃなくてイケメンに興味がないお前の方がちゃんと仕事してくれそう』

だそう。そしてそれにバスケ部全員が賛成した事から今はマネージャーという仕事をしている。

元々部活に入る気のなかった私にはちょうど良かった。

？『Aちゃ〜ん!!』

『おぉー、流星!!今日も可愛ええなぁ♡』

元気よく私の元に走ってきたこの可愛い子は大西流星。

1つ年下で、可愛さと人懐っこさがとても人気。

バスケをしている時はこの可愛さを想像出来ないほどのナイスプレー。

流星『もう、また可愛いって言うて(｡˘•ε•˘｡)』

流星は周りから可愛い可愛いと言われているのが気に入らないよう。カッコイイって言われたいんだとか。

『バスケしてる時、カッコイイって言ってもらえるやん』

流星『Aちゃんに言って欲しいの!!』

大吾『もう〜A〜いっつも俺の大西さん取らないで〜』

『いや、取ってないし!!』

廉『おい、ブス!!タオル!!』

『それが人に物を頼む時の態度か!!』

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