[ゲゲゲの鬼太郎] 或る夜叉使い 2

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一反木綿「Aちゃ〜ん！おぉ まなちゃんも居ったとね〜」


猫娘「どうしたの？皆…」


子泣き爺「夜の学校で酒盛りじゃあ！」


砂かけ婆「何を言っておる！！…実は、ここ数ヶ月ニノとの返信が途絶えておっての」


まな「にの？」


砂かけ婆「二宮金次郎像じゃよ メッセージを送ってもずっと未読のままなんじゃ」


一反木綿「んで〜心配やけん 皆で様子を見に来たとよ」


『だったら丁度良かったの！』


猫娘「今、怪しい奴を見かけて追いかけてた所」


砂かけ婆「まさか！ニノもそいつに…」


一反木綿「締め上げたるわい」




ねずみ男「おいおい…勘弁してくれよ…ったく、余計な邪魔者ばかり増えやがって…」


そろり、そろりと歩いて行く


ﾄﾞﾝ!


ねずみ男「って！何でこんな所に壁つくって……じゃなくてぬりかべぅえ！？」


ぬりかべが振り返ると同時にねずみ男は男子トイレに逃げ込む


何かに気が付いたA達はぬりかべの方へ走って来る



『どうしたの！ぬりかべ！』


ぬりかべ「こっち！逃げた」


ぬりかべは男子トイレの方を指差す


砂かけ婆「トイレの中に追い詰めたんじゃな！」


猫娘「突入するわよ！」



ねずみ男「！？」


焦ったねずみ男はトイレの個室へと逃げ込む


ガチャ



コツ…コツ…

チャラ…チャリ…


と、ハイヒールと雪駄の音だけが響く


そして…＿＿＿＿＿＿＿＿



ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝ



猫娘「中に居るのはわかってるわよ！」

『大人しく出て来なさい！』




トイレの個室の中


ねずみ男「おお…一体何でこんな目に…俺が一体何したって言うんだよチクショー…！」





猫娘、A「『どうしても開けないつもりね…』」


まな「！」


するとまた、まなが何かに気付く


砂かけ婆「どうしたんじゃい！」


まな「ここって…二階の男子トイレ…！」


猫娘「七不思議の…」


『…ヨースケ君……！！』




ねずみ男「誰だヨースケ君て…花子さんじゃないのかよ…」


すると背後から徐々に誰かが現れる


ヨースケ「花子がどうしたって…？」


ねずみ男「！？うわあああ！！」



ｶﾞﾀｯ

ﾄﾞｶﾞﾝ



ねずみ男がトイレの個室から逃げる様に出て来た。


猫娘、A「『ねずみ男！？』」


砂かけ婆「何でお前がここに居るんじゃ！」


猫娘「まさか…全部アンタの仕業だったって事！？」


『落ち着いて猫娘 ねずみ男、どういう事なの？』


Aは神経を逆撫でしない様、冷静に、落ち着いて話した。

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