[ゲゲゲの鬼太郎] 或る夜叉使い 2

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「でもさ…こんなに働いて時給キュウリ三本ってどうなんだ？」


「賃金上げ向上しようぜ」


「時給キュウリ五本はいけるよな」


河童達の間で不平不満が出てくる


太郎丸「皆！騙されてはいけない…！これを見ろ！！」


その声と共に河童達は集まり、パソコンの画面を見る


太郎丸「コンビニの求人情報だ…深夜からの時給は最低でも千円とある！

一本50円のキュウリが20本買える金額だ！」


河童達「20本！？」


太郎丸「俺達は…搾取されていたんだ！！」






＿＿＿＿






社長室



「なっ…何だお前達！！」


「てめえ！！俺達を騙して働かせてたんだな！？」


太郎丸「法律では！週の労働時間も最低賃金も保証されている！！」


「だったら訴えてみるか？だが残念だったなあ…雇用に関する法律は人間に適用されても河童には適用されん！

時給だってそうだ 確かにコンビニで働けばキュウリ20本分の給料が入る

だがお前達河童が普通にコンビニで働けると思うか？出来ないだろう？そんな事したら街は大パニックだ

お前達はこの会社に閉じこもって…

働くしかないんだよ！！」


太郎丸「だったら…河童が堂々と働ける世の中に……するのみ！！」


「何！？何をする！？」


すると社長は河童達に尻子玉を抜き取られた。

それと同時に河童達は街へと飛び出した






＿＿＿＿






河童達は街へ出ると次々と人々を襲い、尻子玉を抜き取っていく


すると……＿＿＿＿



鬼太郎「もうその辺にしておいたらどうだ？」


『……』


鬼太郎とAが威風堂々と立っていた。


鬼太郎「人間達とAから…」


『…！！』


河童「キエエエ！！」


鬼太郎「ひえっ！？」


鬼太郎が話してる隙をつき、河童が尻子玉を抜き取った。


だが、一瞬のうちにしてAは間一髪避けその場から離れ飛び降りていた。


『っ鬼太郎！！』


尻子玉を抜かれた鬼太郎はそのまま下へと落ちて行く


『…っと…危ない…！』


落ちて来た鬼太郎をAはキャッチする

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