[ゲゲゲの鬼太郎] 或る夜叉使い 2

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砂かけ婆「逃げおったか…」


「きゃあああ！！」


突如叫び声が鳴り響いた。


猫娘「今の…！まなの声だわ！」


鬼太郎「行こう！！」


鬼太郎達はまなの声がした方へ走っていった。







＿＿＿＿








ﾊﾟｷﾎﾟｷﾊﾞｷﾎﾞｷ…ﾊﾟｷﾎﾟｷﾊﾞｷﾎﾞｷ…



鬼太郎「A！まな！」


Aとまなの方を見るとがしゃどくろが二人を捕まえようとしていた。


Aは番傘がない為双剣夜叉を駆使し攻撃を弾いていたが、体力や妖力は切れかかりボロボロの状態だった。

それでも尚、必死に守っていた。


目玉おやじ「あれは…！がしゃどくろじゃ！」


がしゃどくろ「ヴヴヴ〜〜ッ」


まな「きゃあ…」

『…っ』


二人ががしゃどくろに捕まえられる…寸前、


鬼太郎「リモコン下駄！！」


がしゃどくろの手を目掛け攻撃する


がしゃどくろが怯んだ隙にAはまなを連れて鬼太郎達の方へ駆け寄った。


まな「鬼太郎！！猫姉さん達も！！助けに来てくれたのね！！」


『ごめんなさい…ヘマしちゃって…』


まな「！そうだ！Aが大変なの！！私の事必死に守ってくれてそれで…」


鬼太郎「A！！大丈夫か！？」


鬼太郎が焦った表情で尋ねる


『うん…あと…番傘…』


鬼太郎「！ああ、今度からは落としちゃ駄目だぞ」


そう言うと鬼太郎はAに番傘を渡す


『えへへ…本当にありがとう…』


鬼太郎「うん…」


鬼太郎はAの笑顔を見て頬が熱くなった気がした。



がしゃどくろ「ヴヴヴ〜〜ッ」


がしゃどくろが唸る


猫娘「どういう事！？Aとまなを襲ったのは鏡じじいじゃ…！？」


『私もそう思ってたんだけど…実は…』


砂かけ婆「話は後じゃ！喰らえ！！毒砂じゃ！」


がしゃどくろが怯むと猫娘も攻撃する


すると、がしゃどくろと目が合う


ﾊﾞｼｭｰｰｯ


がしゃどくろの目から光線の様な物が発射された。


猫娘はギリギリ避けた。


その後も次々と攻撃されたが華麗に交わしていた。


だが、地面に発射されると大爆発が起きた


『鬼太郎…！まなを運べる…！？』


鬼太郎「大丈夫だけど…Aはどうするんだ！？」


『大丈夫！走る位なら平気なの！』


その笑顔は苦しそうにも見えた。


しかし＿＿＿


ﾊﾞｼｭｰｰｯ


『！逃げよう！！』


Aが鬼太郎の手を取り走り出した。

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