[ゲゲゲの鬼太郎] 或る夜叉使い 2

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まな 自宅



ガチャ


まな「お母さん！！」


家へ着くとまなは急いで玄関へと駆け上がる


『まな！本当にどうしちゃったの？』


まなはリビングを確認しても誰一人と居なかった。


まな「もう…っ何なの…」


そう言うと崩れる様に座り込んでしまった。


『！まなしっかり！何かあったのなら私が鬼太郎の所へ行って…』


まな「いや！！行かないで！」


まながAにしがみつく


まな「！そうだ！猫姉さんに…！」


スマホを取り出しメッセージを打っていく


『(便利な時代になったの…)』


そう感心していると…


ガタン！！


まな、A「『！？』」


物音がすると次々と物が落ちたり壊れたりと散乱していく


Aが身の危険を感じ取り、まなの手を握り、後ろへと下がっていく


するとキッチンの水道が凄い勢いで水が出始める


『！まな！こっちに！』


Aはまなを連れて二階へと駆け上った。

しかし、驚いた反動で大事な番傘を落としてしまった……






＿＿＿＿






まなの自室へ入り、Aはまなを守る様にして様子を伺う


ガタン、


物音がした方へ目を向けると…＿＿＿＿


まな、A「『！！』」


『あれは……どうして！？』


すると突然、背後にあった鏡の中へと引きずり込まれた。


まな、A「『きゃあっ！！』」






＿＿＿＿






ゲゲゲハウス



子泣き爺が相変わらず酒を飲んでいた。


子泣き爺「これは良い酒じゃ！」


ねずみ男「俺にもちょっと飲ませてくれよ」


子泣き爺「お前この間、わしの酒を小遣い欲しさに売っただろ！酒の恨みは深い！！」


ねずみ男「ンだよ！ケチくせーなぁ…」


バサッ


猫娘「あれ？鬼太郎とAは？」

猫娘がやって来る


砂かけ婆「鬼太郎とAなら出掛けておる 巨大な妖気が出たと鴉達が騒いどってなぁ」


猫娘「ふぅ〜ん…」


子泣き爺「猫娘！お前になら飲ませてやっても…」


猫娘「いらない酒臭い」


子泣き爺「あははっそうか？」


突然猫娘のスマホにメッセージが届く

まなからのメッセージで一言、


たすけて！


と、書かれていた。


猫娘「！！」






＿＿＿＿






一羽の鴉が鬼太郎の方へ飛んでくる


鬼太郎「！まなと…Aが…！？」


目玉おやじ「鬼太郎！すぐに向かうんじゃ！」


鬼太郎「はい！」

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