[ゲゲゲの鬼太郎] 或る夜叉使い

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まなの家まで支えながら歩いていたA…

Aに支えられながら歩いていた鬼太郎だったが…


まなの家の敷地内へ入ると鬼太郎は力尽きた様にAの方へ倒れ込む。


『鬼太郎…！？』

まな「ちょっと！しっかりして！」


すると鬼太郎の足元からメキメキと云う音がして鬼太郎の足が木へと化していた。


目玉おやじ、A「『鬼太郎！！』」


鬼太郎「A…ッ！…父ざア"ア"ア"…」


鬼太郎もAもお互いにお互いの方へ手を伸ばしていたが、鬼太郎は木になってしまった。


目玉おやじ「鬼太郎ぉ…こんな姿になってしまいおって…ううっ…」


『！』


Aとまなは何かを見つけた


まな、A「『見て！』」


A達が指さす方向には一輪の華があった。


目玉おやじ「生きとる…鬼太郎は生きとるぞ！！」


『父様…！うぅっ…良かった…鬼太郎…！』


2人は大喜びだった。


まな「…ねぇ…鬼太郎とAは私の身代わりになってくれたんだよね…」


目玉おやじ、A「『そう／じゃ』」


まな「私には何にも見えなかったけど…あそこには居たんだ のびあがりが」


『…人間は見えない世界を信じようとしない…自分達の世界が全てだと思っているけど…見えてるものが全てじゃない 見えないだけで本当は居るの…

そして、その中には悪いヤツも居る…ソイツは人間の心の闇に惹かれるの…だから気を付けて』


まなはAの言葉はあまり理解出来なかったが、わかりたいと強く念じ上を向くと吸血木に妖怪が居るのが見えた…が目を擦ったら居なくなっていた。


『父様…』

目玉おやじ「…」


その様子を見た2人は微笑んだ。





＿＿＿＿






次の日



朝に見たら華につぼみが成っていた。

夕方になるとそれがどんどん膨らんでいく。


まな「ねぇ、A達は何で人間を助けてくれるの？」


目玉おやじ「それは鬼太郎が赤ん坊の時な、水木という青年に助けてもらったんじゃ だからその恩返しみたいなものじゃ」


まな「…そっか…Aはどうして？」


『私は……私も…人間…だから…人間の気持ちはよく理解できる…まだ私が齢14の時…助けてほしいって思った時があったから…』





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