2人の悪魔と過ごす日々 (ページ9)

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謎の沈黙…ん？
皆様、ご挨拶が終わったんだから話を続けて欲しいんだけど。
…あぁ。皆様の視線で分かった。
私達自身の挨拶か。
チラッとルイに目配せして先に言ってもらう。
睨まれたけどしらない。え？年上優先だよ。

｢このホテルの支配者、シリキ・ウトゥンドゥ様から管理を任されているルイと申します。帯在中は皆様の生活の補助をさせていただきます。｣
『同じく、管理を任されているノアと申します。約2か月よろしくお願いいたします。』

ぺこりと2人で頭を下げる。
そうだ、ひとついっておかなければ。

『ジャックハート様、アップルポイズン様。ここにある物を傷つけないようにお願い致します。こちらにある物全ていわくつきの物ですから。…壊したり傷つけたりすると、どんなことが起こるか予想が着きませんので。』

大体は予想はつくんだけどね。
置いてるだけで、やばいのとかもあるがそういうのは私やルイの力で抑えてる。

力づくで抑えるのも大変だから、なるべく壊さないで頂きたい。

そう思いながら先程止めた額縁を元の場所に戻す。
うん、傷はないな。

｢それでは、皆様。お部屋の方にご案内させていただきます。皆様にあった部屋の内装にさせて頂きますので、扉を開ける時にどのような部屋にしたいか思い描いてください。｣

そう言い、皆さんを部屋に案内する。
男性陣はルイが行くようなので、私は女性陣を案内するべく、荷物を預かった。

「私の荷物重いのですが、大丈夫ですの？」
『ご心配痛み入ります。しかし、こう見えて力があるので大丈夫です。』

心配してくれるヴェールさんに微笑み言う。
あまりにも重けりゃ魔法も使うしね。

ホックさんが荷物をなかなか渡してくれず困ったが、これも仕事なのでと言うと渋々渡してくれたが、終始心配そうだった。

男前な女性だな。
少しルイに似ているなぁとこっそり思ったのは秘密。