2人の悪魔と過ごす日々 (ページ14)

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2人の正体は？ページ14

【No side】

管理人の2人が席を外している中、ミスターＶとスキャター、そして10人のヴィランズの手下達が集まりミーティングをしていた。
そのミーティングが一段落したとき、不意にアップルポイズンが口を開いた。

「そういえば、我々の生活の補助をしてくれるというあの2人は何者なのですか？」

アップルポイズンの問いかけに皆が考え込む。
このホテルの管理を任されているという2人だが、名前以外は何も知らない。
そんな謎の多い2人に疑問が浮かぶ、これから約2ヶ月ともに暮らすのだから疑問は無くしたいという考えをアップルポイズンは持っていた。

「僕たちと同じ匂いなんだけど、どこかスキャターとも似てる匂いもするんだよね。」
「私とですか？」
「じゃあ人間？それとも･･。」

自分達と同じ匂いならばヴィランなのだが、そこに人間の匂いもあるということはヴィランになりかけ、もしくはそれに近い人間ということなのだろうか。
謎が謎をよび、皆困ったように考え込んでしまう。
気にしなければよいのだが、ここまで謎が多いと逆にすべてを暴きたくなってしまう。

「ミスターどうなんだ？」
「あの2人はここの管理人ということしか聞いていないが･･･。そんなに気になるのなら直接聞いたらどうだ？」
「どうやって聞くんだよ。絶対言い逃げるに決まってんだろ。」
「そこは君達が考えるんだな。(あの2人はヴィランズなのだが･･･。これを利用してチームワークが生まれればリクルート活動の成功率があがるかもしれないな。)」

エイトフットはミスターに問いかけたが、望んでいた答えは返ってこない上にそう言われてしまいエイトフットは舌打ちをした。
助言くらいくれてもいいのによ。とエイトフットは心の中で悪態をついた。

「言い逃れるするのなら、無理矢理にでも聞き出せばいいんじゃない？」
「手ならいくらでもあるしね。」

ダルメシアとジャックハートがにやりと悪い顔をいながら言う。

「つまり力ずくで聞くと？」
「僕らはヴィランズだよ？それくらい造作も無いだろ？」

ホックの問いにダルメシアが答える。
皆が目を合わせると。全員がフッと笑う。

「まぁ、確かにそれが一番早いですわね。」
「