. ページ14
.
紫「放課後行きたいとこあるんだー」
「どこ」
紫「内緒」
パンケーキかな。クレープかな。
それともタピオカ?
とりあえず楽しみにしとこ。
.
.
.
あっという間に放課後になって連れられてきたところ。
「なんでこんな草だらけなの」
紫「まぁ、いいからさ」
上に向かって生えてる草を必死でよけながら紫耀の後ろを着いていく。
これ夏場だったら虫地獄じゃん。
紫「みて」
その言葉とともに視界を真っ直ぐ向けた
底には一つだけ至って普通なベンチ。
その先に広がる都会の風景。
「...これ夜だったらもっと綺麗だね」
紫「贅沢言うなよー。まぁでも夜のが俺は好き」
「すごいねここ、よく見つけたね」
紫「元々は廉と絵馬との秘密基地てきな？」
「なるほど。てか久々伊藤さんの名前聞いた」
紫「確かにそうだね。絵馬は転校しても上手くやってるらしいよ」
そっか。ならよかった。
ってあんな酷いことされたのになに私安心してんの。
紫「あ、なんか今他の事考えてたでしょ？」
「考えてないよ」
紫耀には小さな事でも何でもお見通しって感じか。
紫「そ？ならいいけどー」
「寒いね」
紫「冬だもん。何当たり前のこと言ってるの」
「ﾌﾌっ...」
紫「なんだよ」
「いや、紫耀と居ると楽しいなって思って」
紫「もーなんだよ」
「ねぇ。」
紫「ん？」
今で人の愛し方なんて分からなかったしまだ少ししか紫耀のことを知らないし、ノリで付き合った様なもんだけどね、
「大好きだよ」
その言葉を追うように紫耀は私の顎をクイッと上げて優しく口付けてくれた。
なんども角度を変えて。
「..ん、紫耀。」
紫「俺も大好きだよ。」
ずっと。このままがいいな。
何も変わらず。
ずっとずっと。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 570人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆる。(プロフ) - さちままさん» ありがとうございます(><)！頑張れます(；▽；) (2020年9月27日 23時) (
レス) id: 0d65cbf5ea (このIDを非表示/違反報告)
さちまま(プロフ) - お疲れ様でした。ぜひ番外編読みたいです。この作品に凄くハマっていたので、よろしくお願いします。 (2020年9月27日 20時) (レス) id: 016a10df51 (このIDを非表示/違反報告)
ゆる。(プロフ) - みいたんさん» ありがとうございます!!実は私も番外編を書こうかなと思ってました！待っててくださいね(*^^*) (2020年9月26日 23時) (レス) id: 0d65cbf5ea (このIDを非表示/違反報告)
みいたん(プロフ) - お疲れ様でした。続編お願いいたします。面白くてはまってしまいました！どーかお願いします (2020年9月26日 20時) (レス) id: c6492827f6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆる。(プロフ) - てぃあらの513さん» ありがとうございます(><) (2020年9月26日 16時) (レス) id: 0d65cbf5ea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆる。 | 作成日時：2020年9月24日 1時
