もう恋なんてしないと決めたのに。2

fifty-one ページ10

紫耀side






『はっ…？』






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あきらかに嫌な顔をしたA。









でもな、俺も必死やねん。






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Aを、俺のものにする為に。









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『ちょっ…待ってよ、紫耀！！』









Aの腕を引っ張って、ずんずんと歩く。







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でも、俺は有名人。









注目されない訳がなかった。







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「ねぇっ、あれあのドラマに出てた紫耀じゃない？」





「ほんとだ！え、隣の彼女？」






「うわっ、写真写真！！」








鳴り響く、シャッター音。








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『もうやめてよ…』









君は、下を俯きながら









静かに涙を流した。








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でも、ごめんね？







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君に狂った俺は、君の泣き顔さえも







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愛しく思うんだ。









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俺の家に着いた。









走ってきたから、俺もAも息が切れている。








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『帰る！！』









くるっと、来た方向を向いて言う君。









そんな、簡単に帰さないよ？







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俺は、Aを







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ギュッと抱き締めた。









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紫「助けたお礼…






ちゃんとしてよ？」









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あぁ、君が震えてる。









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ふふ、そんなところも









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可愛いなぁ。








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ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*





紫耀くんヤンデレぽくってごめんなさいぃ







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