prologue ページ1
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車にはねられて死んだ私。
誰かを庇って死んだという訳ではない。
飲酒運転をしていた車が私に突っ込んできたのだ。
私は運が悪かった。
次に目が覚めた時には私は知らない世界に居た。
どうやらこの世界では人口の約八割が｢個性｣と云う能力を持つらしい。
異能力と少しだけ似ている。
云うのが遅れたが、私はこの世界に生まれ変わったみたいだ。前世の記憶付きで。
私が4歳になったある日、私に個性が発現した。
ありがたいことに私の個性は前世と同じものだった。
月日は流れ、私は13歳＿＿＿中学1年生になった。
私は学校に行くということに不自然な感情を抱いていた。
そんな私はある日、驚くべき人物たちを見かけた。
1人は首や手などに巻いている包帯、砂色のコート、そして少しくせっ毛のある茶色の髪の人。
もう1人は白髪に黒く長いベルトの人。
チラッと見えた横顔。間違える筈がない。
あれは間違いなく太宰と敦だ。
他の人からすれば｢勘違いなんじゃない？｣と思うかもしれない。
だけど私にはどうも勘違いとは思えかった。
私はすぐに2人を追いかけたけど2人を見つけることは出来なかった。
＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿
＿＿
｢……ちゃん……！……秋ちゃん！｣
『！』
幼馴染の出久の呼びかけにハッとする私。
どうやら随分と長い間ボーッとしてしまっていたようだ。
｢ボーッとしてたけど、大丈夫？｣
『……うん、平気。……行こっか』
｢うんっ｣
ボーッとしていた私を心配して立ち止まってくれた出久に声をかけて歩き出す。
……太宰と敦らしき人物を見かけたのは2年前。つまり私は今中学3年生になった。
この世界では"ヒーロー"という職業があるようだ。
その職業は悪意から人々を守る職業だ。
この世界に生まれ変わってしまった私。
"お前にはまだ光がある"
"その光は人を救うために使え"と。
"君は救う側になれるよ"
そう云われた私は、
この世界で"人を救う側"になろうと思う。
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零斗(プロフ) - 赤くんさん» そう言っていただけると嬉しいです！ありがとうございます^^ (2018年1月14日 0時) (
レス) id: 675fc1e898 (このIDを非表示/違反報告)
赤くん(プロフ) - コメント失礼します！すごく面白いです！！ 時々出てくる探偵社の人達の優しさに心がぎゅーっとなります！更新頑張って下さい！！ (2018年1月14日 0時) (レス) id: 7557c13daf (このIDを非表示/違反報告)
零斗(プロフ) - ライカさん» ありがとうございます！頑張ります^^ (2018年1月13日 22時) (レス) id: 675fc1e898 (このIDを非表示/違反報告)
ライカ - これからもずっと更新楽しみにしてます！頑張ってください (2018年1月13日 21時) (レス) id: ed21ea3381 (このIDを非表示/違反報告)
零斗(プロフ) - ヨッシーさん» 覚えていますよ！前作でもコメントありがとうございます！頑張ります^^ (2018年1月13日 16時) (レス) id: 675fc1e898 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零斗 | 作成日時：2018年1月8日 0時
