うずまきにて ページ3
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『やぁ、ルーシー』
「!A、いらっしゃい」
とある日、Aはうずまきを訪れた。
勿論、帽子と眼鏡を着けて軽く変装はしている。
「ご注文は?」
『珈琲で』
「判ったわ」
前より手際よく珈琲を淹れるモンゴメリ。
Aはそんなモンゴメリを見て微笑む。
・−・−・−
「はい、どうぞ」
『ありがとう』
「貴女、銃で撃たれたって聞いたけど大丈夫なの?」
『!誰に聞いたんだその話……』
いきなりの話題に危うく珈琲を吹き出す所だったA。
「探偵社の包帯さんよ」
『太宰ぃ……』
「またアイツか……」と頭を抱えるA。
そしてモンゴメリの先刻の質問に答える。
『まぁ、もう随分と前の話だ。もう傷も治ってるよ』
「そう。それなら良かったわ」
すると、奥から「プルルルル」と電話の音が聞こえてきた。
「あら、電話……ちょっと失礼するわ」
『ああ』
モンゴメリは電話に出る為に奥へと戻ってしまった。
1人になったA。
珈琲を飲みながら小説でも読もうかと本を開きかけたその時_____
(カランカランッ)
ドアベルの音が鳴った。
入ってきたのは____
『……噂をすれば、か。』
「やぁ、A」
太宰だった。
太宰は迷うことなくAの前の席に座る。
「ここの2階は探偵社なのによく来る気になったねぇ」
『ここが1番落ち着く。それに見つかったら逃げるから大丈夫だ』
「うん、Aらしいよ」
暫く太宰とAが話していると電話を終えたモンゴメリが戻ってきた。
「A、お待たせ……って何で貴方がいるの!?」
当然モンゴメリは突然姿を見せた太宰に驚く。
一方太宰はニコッと笑った。
「偶然うずまきに来たらAが居たのでね。相席をしようかなと」
『コイツが勝手に座ってきた』
いきなりの事で状況が読み込めないモンゴメリ。
そんなモンゴメリに太宰はAと同じく珈琲を頼んだ。
モンゴメリはハッとしてすぐに珈琲を作りに行った。
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零斗(プロフ) - eyeさん» ほっこりな感じを書きたかったんですよ〜^^コメントありがとうございます! (2017年12月31日 14時) (レス) id: 675fc1e898 (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - 夢主さん可愛すぎですな!ほっこりほっこりです (2017年12月31日 14時) (レス) id: 4cc54018e6 (このIDを非表示/違反報告)
零斗(プロフ) - 霊魔さん» かわいいですよね〜^^ (2017年12月31日 12時) (レス) id: 675fc1e898 (このIDを非表示/違反報告)
霊魔(プロフ) - いいですよね〜ワン©!!私、飼ってますよ〜なんで、嫌いなのか分からない!! (2017年12月31日 12時) (レス) id: 2218c279c9 (このIDを非表示/違反報告)
零斗(プロフ) - Rさん» コメントありがとうございます^^そう言っていただけると本当に嬉しいです!ありがとうございます^^ (2017年12月30日 23時) (レス) id: 675fc1e898 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零斗 | 作成日時:2017年12月29日 18時