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｢聞いてください、Aさん！この間兄様が＿＿＿｣
｢ちょ、ナオミ！｣
『……』
本日の客は谷崎ナオミとナオミの兄の谷崎潤一郎。
そして＿＿＿
『……この場合はどう対応すれば良いのでしょう、与謝野さん』
｢ほっときな｣
探偵社の女性社員の与謝野晶子。
珍しい3人組でうずまきに訪れていた。
『いつもこんな感じなんですか？』
｢そうだねェ。止めるのは基本国木田だから国木田が居なかったら永遠と続くね｣
『……そうですか』
コップを拭きながらナオミと谷崎の様子を見るA。
あまり見ることのない光景に少し戸惑っていた。
｢そうだ、今度女子会をやりませんか？私と、与謝野先生と鏡花ちゃんとAさんで！｣
『え、私……女子会？』
いきなり180度変わった話にまた戸惑うA。
ナオミの言葉に与謝野は楽しそうに笑う。
｢いいねェ。やろうじゃないか。A、アンタ今何歳だっけ？｣
『……22ですけど』
｢それじゃあ酒は飲めるね｣
｢え、Aさんって22歳だったんですか？もっと若いかと……｣
『……谷崎さん、私の心は傷つきました。気にしてるんですよ、若く見られること……』
｢え、あ、ごめんなさい！！｣
『嘘です』
｢……へ｣
あまりにAが落ち込んだ演技が上手かったので驚く谷崎。
『私、演技には自信があって』
｢へぇ……！｣
｢すごいですわ！｣
｢じゃあ今度誰かが探偵社に入社する時には演技してもらおうかねェ……｣と云う与謝野。
Aは心の中で｢そんな機会訪れませんように｣と密かに願った。
・−・−・−
｢ご馳走様でした、Aさん｣
｢また来ますわ！……女子会の事、忘れないでくださいね？｣
｢無理にでも連れ込むからね｣
『……肝に銘じておきます』
3人が去った後、Aは小さく息を吐く。
女子会からはどう足掻いても逃げられないなと思うAだった。
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零斗(プロフ) - 霊魔さん» コメントありがとうございます。頑張ります^^ (2017年12月15日 18時) (
レス) id: 675fc1e898 (このIDを非表示/違反報告)
霊魔(プロフ) - めっちゃ、面白くて引き込まれました！更新頑張ってください！m(_ _)m (2017年12月15日 18時) (レス) id: 2218c279c9 (このIDを非表示/違反報告)
零斗(プロフ) - ヨッシーさん» どうでしょう……？もしかしたら似た名前の人かも知れませんよ……？(笑) (2017年12月12日 22時) (レス) id: 675fc1e898 (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー(プロフ) - おっと？中也という私の推しの名前が出ましたねぇﾆﾔﾆﾔ (2017年12月12日 22時) (レス) id: 0af952e335 (このIDを非表示/違反報告)
零斗(プロフ) - 真唯さん» そう言って貰えると嬉しい限りです。ありがとうございます。頑張ります (2017年12月11日 21時) (レス) id: 675fc1e898 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零斗 | 作成日時：2017年12月9日 21時
