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何故だか成り行きでAの義理の兄の話をすることになった。
「お兄様は何と云う名前なのですか?」
『……作之助です』
「どのくらい年が離れてるんだい?」
『5つほど……』
色々と続く質問にAは言葉を濁しながら答えた。
Aはあまり他人に兄のことを話したくなかったからだ。
『……私ばかり話していても面白くはないでしょう。他のことを話しましょう?』
Aの意見により話の話題が変わった。
Aは話題が変わったことにホッとしつつ、与謝野達の会話を聞いていた。
・−・−・−
『すみません、お手洗いお借りしますね』
「はいよ。場所はわかるね?」
『はい』
あれから2時間くらい経っただろうか。
まだ女子会は続いていた。
だが与謝野はもう大分お酒を飲んだし、ナオミは喋り疲れているし、鏡花は眠そうだった。
その為、Aがお手洗いから帰ってきた頃にはもうみんなは眠りについていた。
Aは与謝野達に毛布を掛け、ある程度片付けてから眠りについた。
・−・−・−
「……、……起きな、A。朝だよ」
『!』
与謝野に揺さぶられて目が覚めたA。
『与謝野さん……おはようございます』
体を起こし見渡せばAが起きたのは最後のようだった。
『あ、すみません……私が起きるの最後ですね……』
「大丈夫。妾たちも先刻起きたばかりさ。それにまだ7時30分だよ」
『そうでしたか……』
Aは立ち上がり身だしなみを整える。
朝ご飯を食べて部屋の片付けをしていれば時刻は8時30分頃になっていた。
Aたちは揃って事務所へと向かった。
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零斗(プロフ) - 霊魔さん» コメントありがとうございます。頑張ります^^ (2017年12月15日 18時) (レス) id: 675fc1e898 (このIDを非表示/違反報告)
霊魔(プロフ) - めっちゃ、面白くて引き込まれました!更新頑張ってください!m(_ _)m (2017年12月15日 18時) (レス) id: 2218c279c9 (このIDを非表示/違反報告)
零斗(プロフ) - ヨッシーさん» どうでしょう……?もしかしたら似た名前の人かも知れませんよ……?(笑) (2017年12月12日 22時) (レス) id: 675fc1e898 (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー(プロフ) - おっと?中也という私の推しの名前が出ましたねぇニヤニヤ (2017年12月12日 22時) (レス) id: 0af952e335 (このIDを非表示/違反報告)
零斗(プロフ) - 真唯さん» そう言って貰えると嬉しい限りです。ありがとうございます。頑張ります (2017年12月11日 21時) (レス) id: 675fc1e898 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零斗 | 作成日時:2017年12月9日 21時