【文スト】少し不思議なうずまきの給仕さん

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(カランカランッ)





Aと太宰が暫く話していれば探偵社のメンバーがうずまきにやって来た。

ちなみに社長を除くメンバーが来ていた。





『いらっしゃいませ……珍しいですね、皆さんが揃っていらっしゃるなんて』


｢今日は雨だから仕事が無くて皆暇してたのさ｣


『確かにこの天気ですもんね』





先程より強くなっている雨を見るA。

探偵社の人たちはそれぞれ席に着く。





『何か飲んだりしますか？』





Aがそう聞けばそれぞれがお目当てのものを口に出していく。

Aはそれを聞き、作りに向かった。




・−・−・−


｢そう云えば店長とおばちゃんはどうしたの？居ないみたいだけど｣


『あ、そうなんです。実は今日から明日の夕方頃まで居ないんです。その間の鍵とかの管理は私がすることになってて』


｢え、じゃあ此処に泊まるんですか？｣


『いえ。閉店時間になったら店を閉めて掃除を終えてから戸締りをして家に帰ります』


｢あ、そうだったんですね｣


｢家はここから近いのかい？かなり雨が酷くなってるけど……｣


『そうですね……大体ここから歩いて15分以上はかかるかと……今日は土砂降りなのでいつもの時間よりかかると思います』





｢それに朝は風が強いだけで雨は降っていなかったので傘は持ってきませんでした｣と平然とした顔で云うA。

此処からどうやって帰るつもりなのか。





｢どうするんだ？今日は雨だけじゃなく風も強いぞ。ここから15分かかる家に帰るのはキツいんじゃないのか？｣


『そうですね……此処に泊まる訳にもいきませんし、かと云ってこの雨の中帰るのも……』





｢近くのコンビニで傘を買うべきでしょうか……｣と悩むA。

そんなAに与謝野がある提案を出した。





｢！じゃあ、この間ナオミが云っていた女子会をやればいいじゃないか｣


『…………え、』




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