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「Aちゃんってさ、誰かに似てるって云われたことない?」


『?』





とある日、太宰がAに突然聞いた。

Aは太宰の突然の質問に首を傾げる。





「いや何ね、時々Aちゃんが誰かに似てるなと思う時があるのだけどその人のことをあと少しと云うところで思い出せなくてね」


『……そうでしたか。特に云われたことはありませんね』


「そうかい……うーん、誰だろう」





「絶対に身近な人だ」と考え込む太宰。

Aはそんな太宰にいつもの珈琲を差し出して声をかける。





『……そう云うのって、普段何気ない時に思い出すものですよ』


「そうだよね〜……」





「思い出せないものは仕方ないか!」と云い、考えるのをやめた太宰。

Aは太宰に気づかれないようにそっと息を吐いた。




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零斗(プロフ) - 霊魔さん» コメントありがとうございます。頑張ります^^ (2017年12月15日 18時) (レス) id: 675fc1e898 (このIDを非表示/違反報告)
霊魔(プロフ) - めっちゃ、面白くて引き込まれました!更新頑張ってください!m(_ _)m (2017年12月15日 18時) (レス) id: 2218c279c9 (このIDを非表示/違反報告)
零斗(プロフ) - ヨッシーさん» どうでしょう……?もしかしたら似た名前の人かも知れませんよ……?(笑) (2017年12月12日 22時) (レス) id: 675fc1e898 (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー(プロフ) - おっと?中也という私の推しの名前が出ましたねぇニヤニヤ (2017年12月12日 22時) (レス) id: 0af952e335 (このIDを非表示/違反報告)
零斗(プロフ) - 真唯さん» そう言って貰えると嬉しい限りです。ありがとうございます。頑張ります (2017年12月11日 21時) (レス) id: 675fc1e898 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:零斗 | 作成日時:2017年12月9日 21時

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