番外編 滴る愛を啜れっ! ページ49
これは、本編“滴る愛は床にこぼれて”の番外編“滴る愛を啜(すす)れっ!”です。
本編では書くことができなかった内容や細かい設定に作者がツッコミを入れたり入れなかったりするくだらない話です。
では、皆さんも滴る愛を啜ってください。
「あらっ!やだ〜!もう始まってるの!?」
そう言って急いで髪の毛を手ぐしでとかすのはバーのマスターである。名前は、マイケル。
「違うわよ〜!キャサリンよ!!キャサリン!!」
失礼。マイケルは前の名前で、今はキャサリン。まぁ、喋り方を見ると分かるがオネェだ。ちなみに作者のお気に入りのキャラである
彼……いや、彼女は一人でバーを切り盛りしている。この店にはいろんなお客が来る。皆さんもちょっと覗いてみませんか?
カランカラン…
ベルの音が店内に響き、やってきたのは常連のアドム
「あらっ!まぁ〜!アドムちゃん!!」
「へぇ〜。まだ客全然きてないね?」
「実は!今日は“滴る愛は床にこぼれて”の番外編の“滴る愛を啜れっ!”で一人一人のキャラを私が質問していくって企画だから、特別にこのお店は貸切よっ!」
「へぇ〜。で、俺に何の質問?」
カラン…。とアドムは指先で器用に先ほどもらったジンのグラスに入った氷を回した。その顔は、面白そうにニヤリと笑っていた。
「じゃあ、ズバリ聞いちゃうわよ〜。…アドムちゃんの経験人数は?」
なんだ…。そんなことかよ。とアドムはつまらなさそうにカウンターに乗り出していた身をしまった。そして、ジンをグイッと仰いでから言った。
「そんなの…俺が数えてると思う?」
「そう言うと思ったわ。じゃぁ、次の質問は…好きな食べ物は?なに?」
「なんか王道だな。好きな食べ物ね〜…あ、蜂蜜をたっぷり練り込んだブリオッシュかな?疲れたときとかこっそり食べてる。」
「女の子みたいね。意外。」
「そうか?Aお嬢様も好きって言ってたしよく作るってのも理由の一つだけど。」
そう言いながらアドムはまた一口、二口とジンを飲む。喉をゴクゴクと慣らしながら。
グラスに入った氷が音を立てて崩れていく。
「フフフ。じゃぁ、最後の質問よ。そのAお嬢様のことをどう思ってるの?好きなの?」
するとアドムはゴホッと飲んでいたジンをむせ返した。先ほどの余裕ぶった顔は少しだけ赤くそまる
「っっんなわけないだろ?違う違う。」
「顔、赤いわよ?」
「酔ってるの。」
「お酒、強いんじゃないの?」
「…うるさい。」
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もなか@中身はこしあん(プロフ) - 麗華さん» 学校はじまると何かと忙しいですからね(´-ω-`)麗華さんも暇なときでいいので見に来てくださいね~♪ (2015年9月7日 17時) (レス) id: 42910bbd46 (このIDを非表示/違反報告)
麗華 - もなか@中身はこしあんさん» いえいえです(*・ω・*)学校始まっちゃいましたもんね…やだなぁ(笑)第一章完結お疲れ様でした!番外編も第二章も楽しみにしてます♪ (2015年9月5日 23時) (レス) id: 525612bbb2 (このIDを非表示/違反報告)
もなか@中身はこしあん(プロフ) - 麗華さん» ありがとうございますっ!(っ´ω`c)更新ペースはこれから少し落ちると思いますが、よろしくお願いします。まだまだ序の口ですから、第二章ではもっとドロドロにしていきますよ~(`・ω・´) (2015年9月1日 7時) (レス) id: 42910bbd46 (このIDを非表示/違反報告)
麗華 - もなか@中身はこしあんさん» 「私が来てない間にかなりお話が進んでいる(;°Д°)」とビックリしました(笑)折角なので最初から読み返してみました♪途中で感動して泣いちゃいました…これからも更新楽しみにしてます^^波乱の第二章に突入だ!((黙r (2015年8月31日 16時) (レス) id: 525612bbb2 (このIDを非表示/違反報告)
もなか@中身はこしあん(プロフ) - しゅうさん» 素敵だなんてっ…そんなっ…(*゜д゜*)とっっても嬉しいです!!ありがとうございます! (2015年8月13日 2時) (レス) id: 42910bbd46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もなか | 作成日時:2015年5月30日 19時