54.宿舎へ ページ7
エレベーターに乗り込んで下の階に降りる。
ジフニが待ってるって言ってたから誰かに見られたらやばいなとも思ったけど、幸い誰も乗ってこなかった。
セブチの宿舎がある階に着き扉が開く。
『おはよう、ジフナ』
WZ「おはようございます、Aヌナ。朝から本当にすいません」
そこにはジャージを着て髪がボサボサなジフニが立っていた。
起きてすぐハニが熱出してるって聞いて、慌てて私を迎えに来たんだろうな。
クールに見えてすごく仲間思いなんだなぁ...可愛いやつめ。
『全然大丈夫。そっちも仕事の時間があるだろうし早く行こう』
私がそう言うと、ジフニは頷いて廊下を歩き始めた。
自宅のある階とそう変わらない廊下を歩いて行くと、ジフニがドアの前で立ち止まる。
WZ「Aヌナ、あとで自分で鍵開けないといけないからちゃんと暗証番号覚えといてくださいね」
『は、はい！』
暗証番号のことをすっかり忘れてボーッとしていた私にジフニは気づいたのだろう。忠告してくれて助かった...。
ジフニは慣れた手つきで番号を入力していく。
WZ「覚えました？」
『うっ、覚えた...一応...多分』
だんだんと声が尻すぼみになる私を見てジフニはフッと笑った。
ジフニの後ろをついて行きリビングに入ると、スンチョラ、ミンギュ、マネージャーさんがいた。
SC/M「おはようございます」
MG「おはようございます、Aヌナ！！」
ミンギュに犬の耳と尻尾が付いてるように見える。
こんなときに尻尾ぶんぶん振るな！って言いたくなったけど、ぐっと飲み込んだ。
『おはようございます。あれ？他の子達は？』
SC「各自自分の部屋で準備してます」
MG「俺たち2人はもう準備終わったので！」
『ジフニは？頭ボサボサだけど』
WZ「俺はもうこのまま行きます。どうせ最初に美容室行くし」
『そりゃそうだけどさ〜、櫛でとかすくらいしな』
そう言って軽くジフニの髪の毛を手櫛でとかす
WZ「っ...！！」
途端に真っ赤になるジフニの顔。
MG「あーーー！！ウジヒョンずるい！！」
あ...つい事務所の後輩たちにするみたいな感じで馴れ馴れしく触ってしまった...。
うちの事務所はみんな結構距離感が近いから大丈夫なんだけど、他の事務所は違うっぽいな...？
『ごめんジフナ。嫌だった？』
WZ「別に...嫌じゃないです...。そ、それよりもジョンハニヒョンの話をしましょうよ」
ジフニのその一言で、ようやく本題に入った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 474人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
HU - 素敵なお話ありがとうございます...！！楽しく読ませてもらっています！無理のない程度に更新してくださいね。更新するのを楽しみに待っております！ (2020年4月28日 0時) (
レス) id: 33223aad0a (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - うすすさん» うすすさん、コメントありがとうございます〜！ ちょっと心が折れそうだったので、とても心にしみましたTT 続編もぼちぼち考えてますので楽しみにしててください。 (2020年3月9日 21時) (レス) id: 5e5331402d (このIDを非表示/違反報告)
うすす - 感想書かなきゃと思っていたらもう４０話超えてました。(遅い)いつも楽しく拝見させてもらってます。これからも頑張ってください！応援してます〜。続編も待ってます。(図々しい) (2020年3月7日 17時) (レス) id: a2b2c72b52 (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福(プロフ) - ゆんさん» ゆんさん 感想第1号ありがとうございます。シュアペンさんなんですね！少し考えてみます！思いつければいいのですが... (2020年1月27日 12時) (レス) id: 5e5331402d (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - ジョシュアもほしいです！先生！！！() (2020年1月24日 19時) (レス) id: 1bbea4203f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まお | 作成日時：2020年1月15日 1時
