61.完敗 ページ14
SC「ダメ元で聞くんですけど、やっぱりヌナの連絡先、教えてもらえないですか？」
言われそうだと思っていたその言葉。
『あぁー...それは前も言ったけど...できない』
本当に申し訳ないんだけど、色々なことを考えるとそれはできないんだ。
SC「ジョンハニの様子とか教えて欲しいんです」
『それはマネージャーさんに連絡するから』
SC「俺たち現場バラバラだからマネヒョンじゃないスタッフが同行してるメンバーもいるんですよね。だからマネヒョンに送っても俺たちまで情報が来るかどうか...」
切実な顔をしてそう言うスンチョリを見て、心が揺らぎそうになり言葉に詰まる。
MG「しかも、この状況って割とハニヒョンの命に関わってないですか！？」
『それはそうなんだけど...』
DK「マネヒョンも許してくれますよね！？ヌナと連絡先交換するの！」
M「うーん、ミウさんに迷惑かけないって約束できるならな。あとはミウさんが良ければ」
MG「ほら！マネヒョンもそう言ってるし！」
『うーん』
ミンギュとソクミニまで説得に加わってきて、頭が痛くなってくる。
私がプライベートでは弟たちの押しに弱いって誰かから教えてもらったの？って言いたくなる。
WZ「Aヌナ。あのさ」
それまで黙って腕を組んで話を聞いていたジフニがが話し始めた。
WZ「この家の暗証番号覚えてますか？」
げっ...話し始めたと思ったら的確に痛いところを突いてくるジフナ。
私は数字を覚えるのが昔から苦手。
ただでさえそうなのに、自分に縁もゆかりもない数字を覚えるなんて不可能なのだ。
『うっ...17...いや18から始まるんだったかな...？』
WZ「やっぱり覚えてないんですね。さっき覚えてくださいねって言ったのに」
『ご、ごめんなさい』
WZ「あとでハニヒョンの様子見に来るとき家に入れなかったら困りますよね？」
『そしたらマネージャーさんに聞くもん』
全くもってその通りで頷くしかないんだけど、せめてもの抵抗で言い返してみる。
WZ「マネヒョンも忙しいからいつでも電話に出れるわけじゃないですよ。番号のメモ残しておくのもあまり良くないし。念の為俺たちの連絡先も知ってた方がいいんじゃないですか？」
『ぐぬぬ...』
WZ「Aヌナ？」
これはもう完全に断れないやつだ。
反論も屁理屈も何もかも思いつかない。
降参だ...。
『わかりました...交換します...』
ジフナ...きみには勝てないよ...
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 474人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
HU - 素敵なお話ありがとうございます...！！楽しく読ませてもらっています！無理のない程度に更新してくださいね。更新するのを楽しみに待っております！ (2020年4月28日 0時) (
レス) id: 33223aad0a (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - うすすさん» うすすさん、コメントありがとうございます〜！ ちょっと心が折れそうだったので、とても心にしみましたTT 続編もぼちぼち考えてますので楽しみにしててください。 (2020年3月9日 21時) (レス) id: 5e5331402d (このIDを非表示/違反報告)
うすす - 感想書かなきゃと思っていたらもう４０話超えてました。(遅い)いつも楽しく拝見させてもらってます。これからも頑張ってください！応援してます〜。続編も待ってます。(図々しい) (2020年3月7日 17時) (レス) id: a2b2c72b52 (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福(プロフ) - ゆんさん» ゆんさん 感想第1号ありがとうございます。シュアペンさんなんですね！少し考えてみます！思いつければいいのですが... (2020年1月27日 12時) (レス) id: 5e5331402d (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - ジョシュアもほしいです！先生！！！() (2020年1月24日 19時) (レス) id: 1bbea4203f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まお | 作成日時：2020年1月15日 1時
