【歌い手】俺に会話をもとめるな〈男主〉

３７曲目「まあ、会える機会少ないと思うけどよろしく」 ページ44

気になったので赤飯さんに聞いてみた



赤「先輩が誰かって？それなら、今朝灯油から音楽室来いって言われたやろ？ひとまずそれに行けばわかると思うで」


はぁ。



なるほど。そう言うことか。



じゃあさっそく行きますかね。


さっさと帰りたいし。


びすに一声かけて試験会場から出て行く。





音楽室がどこか分からないから適当に歩いていると屋上らしきところに続く階段があったので上ってみた


さっさと帰りたいという気持ちもあったが、中学のときにはなかった屋上らしきところに好奇心が勝ってしまう


１段１段上がっていく



一番上まであがりドアを開けて入ってみる。



鍵閉まってないのか。


屋上に入ると人影が見えた


誰だろう。



少しずつ足を進めて行く。



５、６、歩くと顔が見えてきた



銀髪．．．。のすっごい美形。



びすに負けず劣らずの。


下手したらびす以上の。



その銀髪の美形は俺を見るとニコリと笑う

思わず顔が赤くなる。




その銀髪の美形が口を開く



?2「初めまして、ナイル君。僕は庵城瑠璃(ｱﾝｼﾞｮｳ ﾙﾘ)。まあ、会える機会少ないと思うけどよろしく」



俺が返事をしようと口を開きかけた瞬間、屋上からその人は飛び降りた。



はあ！？


おもわず声に出して、下を見てみる


俺が見たのは真っ赤に染まった地上ではなかった

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