【歌い手】俺に会話をもとめるな〈男主〉

35曲目「分かりました。」 ページ41

はぁ。



いくらまふ君と天月さんでも許せぬ。



誰かこのリア充を引き剥がしてくれないかと思っていると、赤飯さんが止めてくれた。


赤「まふ、天月、イチャつくんなら、ここ、で、やらんといて？」


ただし、びびりながら。


やっぱ赤飯さんは赤飯さんだと思った。



でもまあびびる気持ちはわかる。


天月さんドＳだから会ったばかりの俺でも怖いって言うのはわかる。


それに加えて、今は大好きなまふ君と話してるしな。


どんな反応するんだろうと興味しんしんで見てると意外な反応が返ってきた。


天「．．．。分かりました。」


天月さんが素直に言うこと聞いたよ。


きっとまた空気を読まないメガネさんが登場するかと。


登場しなかったことで安心した。


天月さんとまふ君のリア充が終わったことで話が再開する。


赤「よしじゃあ俺が今から言うこと暗記せえよ〜。まず自分らには明日から寮に入ってもらう。ただし、めったに外に出られへん。あと1つ。これから自分らはこの声で武器をつくったりするのがいつでもできるようになるで。まあそれは寮に入ったら詳しく説明するからのー。ってことなんやけど、暗記できたか〜？」


赤飯さんの説明とやらがいっきに終わる。


それにしても暗記するのすっごい簡単だったわ。


多分最初から最後まで丸コピできた、と思う。



記憶力だけには自身あるしな。

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