【歌い手】俺に会話をもとめるな〈男主〉

25曲目「意味わかんない」 ページ31

クセ、なのか？



まー。どうでもいいや。



赤「じゃあ、さっき96がやったと思うんやけど、ナイフ砕いたよな？あれの試験。」



いや、意味わかんねーし。



多分ここにいる全員が思っただろう。



それをろんさんが代弁してくれた



ろ「赤飯さん．．．。意味わかんない」
赤「．．．。じゃあこれを全員つけてな。それから説明するわ」


なにこれ？


腕輪？



赤「えーっとな、さっき96がナイフ砕いたのはこれのおかげ。この腕輪は歌もとい、声でなんか見えない盾、みたいなのを作れる事ができるもんや。で、この見えない盾みたいなのは声が低ければ低いほど、面積も広がるし、硬度も高くなるんや。まずはその試験するからのー」


．．．。


なにそれ。俺知らないでここの学校入ったんですけど。


別にいいけどさ



にしても、ようは音域チェックってこと？



でも、びすはともかく、まふ君みたいな声高い人どうすんの？


赤「ちなみに言うけどなー、この腕輪にくっついとる赤い石あるやろ？それを俺がもっとる青い石につけかえれば武器作ることができるんや。これは声が高ければ高いほどええな。これもあとで試験するで」


なるほど。


にしてもこんな腕輪あったら危険じゃないのか？


ま、どうでもいい。




96「じゃあなんの曲がいい？」
ろ「どうしよっか？」
u「決めてないの？ｗｗｗｗｗｗ」
赤「決めろってゆーたはずなんやけどな」



やっと始まると思った試験だが、まだ始まりそうになかった。

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