【番外編】あのイケメン系女子が、高校に行くことになりました…？

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めぐside



ザワザワザワ･･･

今日から、私は高校二年生！
胸にはきらきらと光る真新しい高二のバッチ



いつも通り、見慣れた校門をくぐって桜の木が立ち並ぶ道幅の大きい道を歩く



ーーー桜が綺麗！

日本人が桜を見ると、花見だなんだと心躍らすようにやっぱり私の心も黙ってはいられないようだ





そんな中、視界の中に黒い何かが映り込んできた


黒いパーカーをきて、フードまでかぶっている
身長は高いらしく、スラッとしていてどこかのモデルさんかな？と思う


格好からして、男の人だろう･･･




そんなことをボーと考えながらしばし突っ立っていると


視界の中に黒い人はいなくなっていた






めぐ「･･･いなく、なっちゃった」


少し残念に思いつつも、歩き出そうとしたとき







？『あの･･･すみません』

すろと、私の肩に何か触れたかと思えば凛とした声が鼓膜を揺らす





めぐ「え･･･！？あ、ははい！なんですか？」


びっくりして振り向くと、そこにはさっきの黒い人がいた
フードの中からは、茶色い髪の毛が見え隠れしている





？『ああ･･･すいません。びっくりさせてしまいましたね、脅かすつもりはなかったのですが』


さきほどの凛とした声とは打って変わって、申し訳なさそうに謝る男の人



めぐ「い、いいえ！こちらこそすみませんでした。なんだかぼーっとしちゃってたみたいで･･･」


へへへ。と笑ってみせれば、男の人は安心したのか胸をなで下ろした




？「それはよかった･･･そういえば、まだ名前を名乗っていませんでしたね。


僕の名前は桜田 凜花といいます。
実は、今日この高校に転校してきた者なんですが･･･不具合かなにかで制服が届いていなくって」



そう言い始めると同時に、フードを外し自己紹介をし始めた






めぐ「凜花･･･君？」


凜花『はい』



そう言ってほほえむ凜花君




その顔立ちはとても整っていて、明るい茶色の髪の毛が朝日を受けて、きらきらと光っていた
優しく光る黄金の瞳は綺麗に細められて、とってもかっこよかった･･･




凜花『？なんだかまたボーっとしているみたいだけど･･･




ああ！そうだ、よければ君の名前も教えてくれる？』


凜花君の声にはっとし、我に返る



めぐ「もちろん！私の名前は清水 めぐ。高校二年生でA組です！」




そう言い終わると同時に凜花君は少し驚いたような顔をした









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