21話 ページ26
貴｢どうしてこんなことになっちゃたんだろう｣
私は誰もいない部屋で一人呟いた。
〜少し前〜
このお屋敷は2階以降はホテルみたいに部屋がずらああっとなっていて、
上へ行く階段の近くに必ず1つ大きな部屋がある。
その大きな部屋は全て鍵が閉まっていて開かない。
というかこのお屋敷何階まであるんだ。
リル｢5階だよ｣
私の心を読んだリルちゃんが言った。
貴｢リルちゃんエスパー？｣
リル｢そんなわけないじゃん！｣
そう言ってリルちゃんは私にぽかぽかしてきた。
ぽかぽかってなんだ。
貴｢というかリルちゃんなんかお屋敷詳しいね｣
リル｢へへん！リルは天才だもん！｣
そう言って胸を張った。
そして｢よかったらこのお屋敷について知ってること教えてあげようか?｣とリルちゃんは言ったので
私達は｢お願い！｣と言って廊下で話をするのもなんだかあれだったので近くの｢5｣と書いてある部屋へ入った。
私達は部屋へ入るなりその場にしゃがみこみ丸の形になった。
リル｢じゃあ、話すね。元々このお屋敷はお金持ちの人が住んでてね。ここには仲のいい夫婦と二人の子供がいたの｣
リルちゃんが先程までとは違い真剣な表情で続けた。
リル｢当然メイドさんもいて中には私達と同じくらいのメイドさんもいたの。1階と2階の部屋が3階と違うのは3階はメイドさん達の部屋が中心にあったから｣
なるほど…。道理でホテルみたいに部屋がずらああっとなっているわけだ。
リル｢でも…｣
そうリルちゃんが言いかけたその時だった。
クローゼットがｶﾞﾀｶﾞﾀと音を立てた。
そして奇妙なうめき声が聞こえた。
私達は危険を察してこの部屋を出た。
それが間違いだったのかもしれない。
あの時はクローゼットの怪物に殺されるかもしれないという考えしかなくて
先のことを考えてなかった。
案の定…
あのクローゼットの怪物は私達を追いかけてきた。
その怪物は人とは思えない速さで追いかけてきた。
そして私は…
私は…
自分が助かる選択肢を選んでしまった。
夢であるなら覚めて欲しい
一生この罪を背負っていく勇気のない私は愚かだ。
弱くて惨めで。
私は誰もいない部屋で泣いた。
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マカロン - おもしろいでーーーす (2016年6月18日 5時) (
レス) id: 1e32678bbf (このIDを非表示/違反報告)
れんこんぬ(プロフ) - いろは姉さん» 薬で爆睡してましたｗｗｗ 少しでもこの小説が面白いと思ってくれたことに感謝です!!!!!ありがとうございます!!!!体調の心配も…(´；ω；｀) 今後ともよろしくです!!!!! (2015年8月22日 10時) (レス) id: 6e69feca34 (このIDを非表示/違反報告)
いろは姉(プロフ) - この小説面白いですw小説の名前につられてきたんですが、思ってたより面白かったです！体調が悪いと言うことで、無理しないでくださいね♪ (2015年8月21日 22時) (レス) id: f4a08d73f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんこんぬ | 作成日時：2015年8月12日 10時
