日記 ページ28
廉side
1月20日。今日から俺は、日記をつけることにした。
残り少ない命を、楽しく過ごせるように。
やりたい事リストも、書いてみよっかな…
でもその前に、昨日の事を書いておこ。
"１月19日。今日は岸さんがお見舞いに来てくれた。岸さんが「したい事ある？」って聞いてきたから、
「誕生日パーティーがしたい」って答えた。でも…急に不安になって……「あと何回出来るんかな、今年で最後かな」って言ったら大丈夫って言ってくれた。一人になってまうのは嫌や。でも、岸さんはず
っと側におってくれるって言った。90歳になっても、100歳になっても。離さへんって、死なせへんって。そう、言ってくれたのが嬉しかった。
………でも、昨日は容態が悪化して…意識も飛んだし、もう完璧にベットから動かれん状態になってもた……。このままじゃ、退院出来んよな…"
「ガラッ」
紫耀「廉！おはよ！！」
廉「ん、おはよう……来てくれて…ありがと…」
紫耀「まだ…しんどい？」
廉「ちょっと…だけ……でも大丈夫」
紫耀「そっか… ？あれ？これ日記？？」
廉「うん」
紫耀「やりたい事リスト…まだ書いてないじゃん」
廉「まだ…書いて……なくてな、、」
紫耀「じゃあさ、いっぱい一緒に考えようぜ！」
廉「…」
廉「…ううん。俺…もうそんなに欲は持ってないねん。」
紫耀「？」
廉「あれが出来れば…もうそれでいい。」
紫「なんでそんな…しんじゃうみたいに言うんだよ…？まだまだできること、いっぱいあるって、、」
廉「ううん。岸くんにも言ってんけど…あんな、俺…」
廉「みんなに、もう一回だけ誕生日祝ってほしいねん。」
紫耀「廉…」
紫耀「…分かった。廉がそういうなら否定しない。任せとけよ！みんなで最高の誕生日にしてやるから！」
廉「ありがとうな。紫耀。」
紫耀「じゃあそろそろ仕事行ってくる。また呼んで！」
廉「おん…」
「バタン」
忘れんうちに、紫耀が来てくれた事も書いとこう。
"一月20日。今日は
急に、手が進まなくなった。
怖いぐらいに、急に。
廉「っ、」
今日は………
誰が…来たんやっけ？
.
.
医者「！？」
看護師「先生、どうしましたか？」
医者「今回の検査でありえない検査結果がでた」
医者「そんな…！あと3日、もつか分からない…！！！」
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れんれん(プロフ) - かいとんさん» えーっ本当！？めっちゃ嬉しいっ！！病系で泣いてくれるほど嬉しいことはない！！ww 結構悲しい話になってたらいいな！ (2021年3月21日 17時) (
レス) id: 7faa7d8194 (このIDを非表示/違反報告)
かいとん - な〜ちゃんっ…………めちゃめちゃ感動物語じゃん！完結おめでと！他の作品も更新待ってるよー！最後の、きっと、君に逢いに行くよ。って所でボロボロ泣いた……(泣) (2021年3月21日 15時) (レス) id: fb912074b2 (このIDを非表示/違反報告)
れんれん(プロフ) - 李さん» 笑笑 (2020年11月3日 22時) (レス) id: 36e8bc0965 (このIDを非表示/違反報告)
李 - ちょっと待ってね？ちょっと、、、(泣) 想像したらもう(泣) (TДT) (2020年10月3日 22時) (レス) id: 73a43b40ce (このIDを非表示/違反報告)
かいとん - ありがとうございます！ (2020年9月13日 15時) (レス) id: fb912074b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんれん | 作成日時：2020年7月5日 19時
