学園の王子様には逆らえません！！！〜キンプリ〜

良かった…… ページ37

Aside



医者「…はい。なので、もう少ししたら目を覚ますでしょう。」




A「良かった…」




医者「ですが、かなり重症で………あざが沢山あるので、治るのに一か月はかかるでしょう…」




廉「一か月もかかるわけないやろ。」



A「えっ…廉っ！！？起きてたの、？」




廉「俺の体は強いんやぞ？こんなあざ1日で治るわ！」




A「…っ、良かった…目覚まして…」




自然に、涙が出てきてしまった。



何でだろう…こいつの事なんかどうでも良かったはずなのに………




廉「ちょ、泣くなって…」




A「…私だって…別に泣きたいわけじゃないしっ…」




廉「…心配してくれたん…？」




A「当たり前でしょ！！！急に倒れたりするから…」




廉「ってか…Aの方が私は強いから大丈夫！とか言っときながら誘拐されとったし…笑
やっぱ俺様がおらな何も出来へんな！Aは！」




A「うるさい…っていうか何であそこが分かったの…？」




廉「あ〜…それ言ったら怒りそうやからやめとくわ笑」




A「えっ、何を隠してるの！？」




廉「何も隠してへんし。俺様は隠し事はせん、紳士やからな！！！」



「ガチャッ」




紫耀「廉っ！！！大丈夫だった！？」




廉「紫耀…」




紫耀「Aも怖かったでしょ、めっちゃ怪我してるし…」



A「…私は大丈夫。」




海人「廉〜、A〜、良かった…」





廉「海人」



海人「連絡受けてすぐに来たよー！」




廉「そっか。ありがと。」





海人「え…ありがと…？」



海人「廉、今俺にありがとって言った！？」



廉「は？え、おん。」




海人「うっそだー！俺初めて廉からありがとうって言われた！あの俺様ドSの廉に！」




廉「海人、今お前俺のことめっちゃディスったな？」



海人「い、いや、ディスってません！」




廉「今の”ありがと”取り消しな。」




海人「そんな〜」




「ガチャッ」



神宮寺「A！！」


神宮寺「A、やっぱり危なかったじゃん…」



A「神…ごめん…勝手なことしちゃって。」




玄樹「怖かったでしょ、ごめんね、止めてあげられなくて…」




A「玄樹のせいじゃないよ！私が大丈夫って言ったからで…」




岸「次からは俺、送るから。」



廉「いや、待て。俺が送る。俺とA、一緒に暮らすから。」




６人「…は？」



え、えええーっ！？

同居！？→←何で…何でなの…？廉…

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