学園の王子様には逆らえません！！！〜キンプリ〜

ムカつくのに……？ ページ14

廉side


使用人「お帰りなさいませ。廉おぼっちゃま。」



廉「……ただいま。」



母は小さい頃に死んでしまい、父は海外で仕事をしている。お祖母様は違う家に住んでいる。
だからここの家に住んでいるのは俺と使用人９０人だけだ。

万が一に備えて、すごい量の使用人を父が俺の為に雇っている。




廉「…風呂。」




使用人「もちろんご用意しております。お着替えは置いておきますので。」

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この広い屋敷と使用人は、俺1人にはもったいないくらいだ…


常に綺麗になっている階段や廊下。部屋にはホコリ一つ落ちていない。
ベットメイキングは完璧。何一つ言う事はない。



使用人「おぼっちゃま、お客さんです。」




廉「誰…」



使用人「高橋海人様です。」
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海人「廉〜っ！！！今日はごめんねっ…」




廉「ええって言ったやん。洗えば落ちるし…」





海人「…なんか……元気ない…？」



廉「？そうか？」




海人「Aちゃんに水かけられたから…？」



廉「ああ……そうかもな。」



海人「退学に…するの？」



廉「は？当たり前や。俺にやった事を反省してから辞めてもらう。」




海人「そっか……」




廉「俺にあんなに逆らうやつ初めて見た……この俺に…」




海人「…そうだね。俺もking6にあんなに逆らう子、初めて見たよ。」





…でも、それでも心の何かのモヤモヤは取れんくて。


海人に相談したら、何かわかるかも…





廉「なんかさぁ…」




海人「ん？」




廉「俺…あいつの事ムカつくのに…ムカつかんっていうか……嫌やのにドキドキする？っていうか…」






海人「え…それって…」



海人「Aちゃんが好きなんじゃない？」

No.14俺があいつを好き…？→←ありえない！king6！！！

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