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「着替え終わりました！」
「開けるで」
コンコン、わざわざノックまでしてゆっくりとドアを開けた彼が
私を見て少しだけ目を見開いた。
「大きかったなぁ」
「…ですよね」
はぁ、と肩を下ろすと、
やっぱ1番小さいのにすればよかったんかなあと呟く彼。
「あれ、サイズ確認してませんでした？」
「確認したけどな」
それがええかなって。
再度ロッカーを漁って服を取り出そうとする彼になんでかと理由を問うと
彼はロッカーから手を離し、こっちを向いてまっすぐ目を見ていった。
「なんでって、見てみぃ」
確認しろと言わんばかりに彼は自分の胸元を指差して
目を向けるとそこにはバレーボールのキャラクターがいた。
「バボちゃんおって、かわいいやんか」
「＿＿＿！！」
顔を上げた先、見えたのは眩しいくらい、息が止まるくらいに綺麗な笑顔で。
「(うそ、こんな顔で笑うの)」
よく見れば、彼は微笑んでいただけで、
笑った！っていうほど笑っていなかったけれど
それ以上に無表情とのギャップがあって…
かぁっと顔に熱がこもるのがわかった。
「こ、これでいいです！バボちゃん可愛いです！」
「せやろ、じゃあそれでええな」
そのうち自分のジャージつくったるから楽しみにしとき。
そう言いながら、Tシャツだけじゃさむいからと彼のジャージを肩からかけてくれた。
ジャージからはふわっとフローラルの香りが漂って
いい匂いだなあとジャージをきゅっと握った。
「くさいか？」
「そんな！フローラルのいい匂いですよ！」
「ばあちゃんが花の匂いすきやねん」
気に入ってくれたならよかった。
その言葉に、何だか恥ずかしくなってジャージで顔を隠した。
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めめこむまーりん(プロフ) - 続編楽しみに待っています (2020年4月15日 17時) (
レス) id: 43047aa610 (このIDを非表示/違反報告)
Ruu(プロフ) - 北さーーーん(涙) この先どうなっちゃうのかめちゃくちゃ気になります(涙) 続編お待ちしてます！ (2020年4月13日 19時) (レス) id: b4a2fe1890 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネネ
| 作成日時：2020年4月10日 5時
