今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:6,236 hit
小｜中｜大
50 ページ1
＊
「第68期生、213名は卒業します！」
荘厳な雰囲気の中、私達卒業生はそう言った。
教育委員会やら保護司やらなんやらのだる、、ありがたいお言葉をいただき、やっと最後の儀式までやってこれて。
この3年間、色々なことがあったなって、思い返してみる
ここから先、紫耀も、恵理もいない1人だけで過ごしていくなんて
未だに想像もつかないのだけれど。
色々なことがあった3年間のうち、一番波動の時期になったのはやっぱりあの遠足からだったのかなぁ、なんて。
ずーっと廉くん一筋だった私は、あの遠足で急激に仲良くなって、キス、、されて。
廉くんの一言一言に勝手に舞い上がって、勝手に傷ついて。
逃げ込んだところで怜央くんに告白されて。
付き合うことになったんだよね。
今思えば、いい思い出だったかなぁって。
なんていうか、青春。
まぁ、そんなに爽やかなものではなかったけど！
結局、これで良かった。かな、
怜央くんと出会えて、付き合えて、いろんな一面を知れて。
もう、卒業だけど
悔いは、ないかな、
、、、なんて。ほんとは嘘
あれから廉くんとはずっと気まずいままで。
謝りたくてもどうしても近づけなかった。
この距離はもう、埋められないのかなって
自分で勝手に処理、してた。
＊
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 109人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柿ピー永瀬 | 作成日時：2017年4月5日 15時
