33 ページ33
*
恵「ねぇ結衣、本当に言ってんのそれ！！！」
あ「…なにが…」
宿舎に帰った私は、さっそく恵理からの事情徴収に付き合わされている。
__あのあと長妻くんと2人でみんなのところに戻って
何やってんねん！！って紫耀にはちょっぴり怒られちゃったけど
恵理も心配してくれてたみたいで少し反省。
案の定そこに、廉くんは居なくて。
謝りたいって気持ちもあったけど、今はまだ、逢いたくない
いま会っちゃったらせっかく前に進もうとしてるのに阻止されちゃう気がする
廉くんの顔を見たら、一生新しい恋なんてできなくなっちゃう。
…アトラクションでのキスは、正直期待してたけど。
もう想い出として心の奥底に閉まっておこうかな。
…長妻くんのキスで上書きされたって事で。
優しかったなぁ…なんて余韻に浸ってたら
恵「何がじゃないよ！！本当あんたってぶぁーーーーかだよね！！！」
なんて、喧嘩腰に言ってくる恵理。
あ「もういいよ…」
私だって辛いんだから…もうほっといて…
そう、思った。
恵「…まぁ、結衣が何考えてるか知らないけどさぁ、本当に後悔してないの？」
…後悔してないって言ったら嘘になる。
でもそんなの、最低だ
だから私は精一杯の作り笑顔で
あ「あったりまえじゃん！あんなに優しい長妻くんと付き合えるなんて、後悔なんてあるわけ無いよ」
そう、言った。
恵「それならいいけど。辛くなったら言いなよ？結衣は溜め込みすぎちゃうんだから。」
よしよし、と頭を撫でる恵理。
みんな、優しいんだね
長妻くんも、恵理も、紫耀も
…廉くんも。
そう考えると目頭が熱くなって
涙が溢れそうになった
*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 81人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
結衣(プロフ) - くるみるくさん» 遅くなってすいません！そう言っていただけて光栄です…!!最後まで、「私の初恋は苦恋でした」をよろしくお願いします！！ (2017年2月17日 17時) (
レス) id: cdeb3edf6e (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - ★ＭＩＫＡ★さん» 遅くなって、すいません…ありがとうございます！これからも頑張りますっ 「私の初恋は苦恋でした苦恋でした」を最後まで、よろしくお願いします((土下座 (2017年2月17日 17時) (レス) id: cdeb3edf6e (このIDを非表示/違反報告)
くるみるく(プロフ) - この話大好きです！更新待ってます！ (2017年2月14日 0時) (レス) id: a029a20595 (このIDを非表示/違反報告)
★ＭＩＫＡ★ - これからもがんばってください。更新楽しみにしています。 (2017年1月26日 21時) (レス) id: c77dac933d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柿ピー永瀬 | 作成日時：2017年1月23日 0時
