ある日、病室に野獣がきました。(番外編②)【荒北靖友】 (ページ2) - 小説

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荒北side

最近Aの様子がおかしい。

ぼーっとしたり、1人で考え込んでるような表情をする事が増えた。

何かあったのか？とか、体調悪いのか？って聞いても頭を横に振った後笑ってみせるんだ。

でも、その笑った顔………俺は好きじゃねぇ。

だって、その笑顔はあの時と同じ顔だから。

……おめーがアメリカ行く前と同じ……

……大切な事を言い出せなくて苦しい時の顔だ。

「…何か悩んでンなら言えよな…。」

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作者名：蓮菜 | 作成日時：2021年4月10日 0時