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それからぶらぶら店を見てまわって、ゲーセンでUFOキャッチャーして遊んで。
時間はあっという間に過ぎて、今は帰り道。
「店内まわってる時はこれコインロッカーに預けてたけど、やっぱデケーし邪魔だな」
キャリーケースを持ってるとやっぱり歩きづらいな。
「でも明後日には、これ持って静岡に行くんでしょう？慣れておかなきゃね」
「明後日かぁ…早ぇな。」
隣にいるAを見る。
…こいつとこーやって隣歩けるのも、今みてぇに気軽に出来なくなるのか…
正直、それは寂しいかもしんねェ。
「…？靖友くん？」
視線を感じたのか、こっちを見て目を丸くしてるA。
…Aがアメリカに居た期間も大丈夫だったからって、あんまり気にしなかったけど…
やっぱり、こいつと物理的に距離が出来るって嫌だな。
「別に、何でもねェヨ。」
心配させないようにそう言って頭を撫でる。
いつもなら目を細めて喜ぶAだけど……
………ン？
今日は俺から目を逸らさずに、じっと視線を送ってる。
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作者名：蓮菜 | 作成日時：2021年4月10日 0時
