今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:9,287 hit
小｜中｜大
53 ページ14
「ごちそうさまでした」
「全部食べてくれてありがとうっ」
「A食べる量少なかったんじゃねーの？大丈夫か？」
「うんっ。靖友くんの食べっぷり見てたら、すぐお腹いっぱいになっちゃった」
………可愛い。
にこにこそう言うAの頭を優しく撫でた。
「あのね、靖友くん」
「ん？」
「実はこの公園、自転車のレンタルやってるのっ。私乗りたいなぁ」
「おめー自転車乗れんの？」
「乗れないから乗り方教えて欲しくって…」
恥ずかしそうにモジモジしてそう伝えてくる姿にきゅんときてしまう俺。
「いいヨ。弁当のお礼」
「ほんと…！？ありがとうっ」
自転車レンタルができるからこの公園にしたのか。なるほどな。
頭の周りに音符マークでも飛んでそうなくらいワクワクしてるAの手を握ってやって、自転車レンタル場まで向かった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 228人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蓮菜 | 作成日時：2021年4月10日 0時
