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「名前、覚えてたんだ。」
「それより…横の…」
「私が一緒に暮らしてる人。私を拾ってくれた人。」
淡々と答えていく薺。
さっきまでの、怯えていた薺とは全く違った。
自分で戦う、そう決意した様な。
そんな有様だった。
「そう…か。お世話になりました。」
あれ？意外と常識人？
「ねぇ圭くん。この子誰？」
は？
浮気相手…だった人。
と思われる女がそう言った。
俺と京本の聞いた話では、浮気相手に追い出されたとの事だったはず。
「貴方が追い出したんですよね？？」
俺と同じ様に疑問に思ったんだろう。
京本がそう問うと
「は？そもそもこの子の事知らないし。笑 今日初めて見たのに追い出した？なにそれ。笑」
この状況を理解出来ないでいると、突然薺が笑い出した。
「パパ、女乗り換えたんだ。笑 そんな事どーでも良いんだけどね。笑 取り敢えず、私はこれからもこの2人と暮らしていくから。荷物、全部持ってくね。じゃ。」
薺は笑顔で、そう言い切った。
その妙に軽い雰囲気に、恐怖すらも覚えた。
だけど、よく彼女の顔を見ると笑顔は引きつっていて、目にはいっぱいの涙を溜めていた。
さっきまでの薺じゃない。
あの日。
京本に助けを求めて、うちに来た時と同じような目をした薺だった。
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亜末音(プロフ) - 廉しょり@爆発物処理班さん» コメントありがとうございます！この作品は私が一番成長出来た作品だったので寂しいと言う感情を抱いてくださる方がいてとても嬉しいです…（ ; ; ）新しい作品の方の応援もよろしくお願いします！頑張ります！本当に本当にありがとうございました！！！！ (2019年12月8日 21時) (
レス) id: 7fa8b1d7ef (このIDを非表示/違反報告)
廉しょり@爆発物処理班 - 感動の完結ですね…！寂しいです。新しい作品も応援しています、頑張ってください！ (2019年12月8日 21時) (レス) id: 0a53d9968d (このIDを非表示/違反報告)
亜末音(プロフ) - 蕾華さん» コメントありがとうございます！こんなにこの作品を愛してくださる方がいると知って、作者もう更新すると決めました！！笑 リクエスト等受け付けますので、じゃんじゃんコメント頂けると嬉しいです(´∀｀) これからもこの作品をよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年11月26日 16時) (レス) id: 7fa8b1d7ef (このIDを非表示/違反報告)
蕾華(プロフ) - 読みたいです。この話はすごい月でいっつも更新されるとすぐに見ていたので、after storyを出そうと考えてると知って嬉しかったです。ぜひ更新してください。 (2019年11月26日 14時) (レス) id: 169f18cdbf (このIDを非表示/違反報告)
こは - めっちゃ面白いです！！ これからもファイトです!!！！ (2019年8月24日 18時) (レス) id: c43f03640e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜末音 | 作成日時：2019年7月27日 15時
