KP .6 ページ6
もうヤケクソで死ぬ覚悟で家を出たのに、
辿り着いたのは………
自称アイドルの6人組が住む家で。
未だにこの状況が分からなくて
夢なんじゃないかとさえ思えてくる。
少し1人で考え込んでいると。
優「 そういえば名前まだ聞いてなかったよな！
なんていうの？ 」
猿みたいな顔の彼のその言葉で
みんなの視線が私に集中して、
とりあえず自己紹介をする。
『 佐藤A 、です 』
紫「 Aちゃん、かぁ。可愛い！ 」
さりげなーく近づいてきた
筋肉ムキムキで超イケメンな彼が
私を自分の膝の上に乗せて微笑む。
勇「 紫耀ずりーぞ！ 」
紫「 俺が見つけてんから誰にも譲らん〜 」
ギューっと抱きしめられて
ちょっと苦しかったけど、
久しぶりに感じた人肌の温もりに
涙が込み上げてきて。
廉「 紫耀…… Aちゃん 泣いてんで 」
紫「 え！嘘やん！
……うわあ、結構傷つく 」
私が嫌がってると勘違いしたらしい彼は
結構本気でしょんぼりしててちょっと可愛い。
『 違……っ、うれ、しくて…… 』
優「 え、何！？泣くぐらい紫耀のこと好きなの？ 」
『 ちっ、違いますー！ 』
紫「 いや、その完全否定もきついねんけど 」
一瞬で笑い声に包まれる家の中。
単純に、いいなあ って思った。
最近、笑ったことなんてほとんどなかったから。
自分はずっと必死だったんだな、
ってまた涙が溢れてくる。
紫「 よしよし〜 いっぱい泣いていいよ〜 」
優「 ねえ、俺も抱かせて？ね？抱かせて？ 」
廉「 何かきてぃの言い方変態やわ〜 」
優「 はー？廉の頭ん中が変態なんだろ！ 」
廉「 俺は変態ちゃうわ！ 」
言い合いになるこの2人を見て
思わず笑みがこぼれる。
私、ちゃんと笑えてる。
『 ……いいな、ここ。 』
思わず口走った本音は
ちゃんとみんなの耳に届いていた。
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莉乃りん(プロフ) - 廉さんがええですぅ！ (2015年12月20日 7時) (
レス) id: b8d835e907 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 廉廉廉廉廉廉廉廉廉廉廉廉廉廉廉廉廉廉廉廉廉廉廉←きもw廉がいいです! (2015年11月22日 22時) (レス) id: 62c5dde1ed (このIDを非表示/違反報告)
みゆ - 玄樹君が良いです！ (2015年11月19日 18時) (レス) id: 6f5e99ca62 (このIDを非表示/違反報告)
麗桜(プロフ) - 廉くんとくっついて欲しいです！この小説最高だと思います!! (2015年9月26日 18時) (レス) id: db457ba311 (このIDを非表示/違反報告)
リリー(プロフ) - 廉君がいいです！この小説最高です！頑張ってくださいね！ (2015年9月17日 1時) (レス) id: 9938576963 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごみるく
| 作成日時：2015年7月21日 22時
