これ以上はダメ ページ48
zm「俺は魔獣には会ってへんで？」
sha「ゾムさんが気付かんかっただけとか」
zm「アホか。そんなクソザコちゃうわ」
あの夜、明らかに黒いモヤのビッシリ付いていたゾム様が、魔獣に会っていないと言う事は。
違うのか。
魔獣は関係ないのかもしれない。
kn「でもゾムさん、帰国時に森通ってへん？」
zm「あー、せやな。通ったわ」
ci「それやったらこの前、大先生も国外行ってませんでした？」
ut「行っとったけど、俺行きも帰りも送迎来てもろとうで。疲れんのに森歩くとか絶対嫌やし」
rbr「なるほどな。つまりやな、Aさん」
幹部様の会話の補足をロボロ様がしてくれる。
ここ、wrwrd国へ国外から入国するには、必ず見張りのある拠点を通るようになっていると言う。
拠点を通り、更に城へ近付くには私が初日に通った検問所を通る必要があるのだが、回り道なのだとか。
近道をするには森を抜けなくてはならず、魔獣が出るという事もあり幹部様、もしくは幹部様率いる精鋭部隊くらいしか通らないそう。
先程の会話から、森を通ったゾム様には黒いモヤが付き、森を通らなかった鬱様にはモヤが付かなかった。
そこで私が考えつくのだから、幹部様達が思いつかない訳もなく。
gr「索敵するぞ」
近々森の調査が行われる事となった。
ht「森の索敵なら俺が行こう」
tn「そうやな。Aさん、ほんまはこんな危険な事に巻き込みたくないんやけど…」
トントン様が言いにくそうに語尾を濁す。
言われなくても続きが分かるので、笑って応える。
『もちろん私も同行させて下さい』
トントン様は眉を下げて、少し困った表情を見せた。
syp「あ、Aさんが行くならわいも行きます」
zm「俺も行くー！」
tn「お前等が行っても邪魔やろがいっ！」
さっきの表情はどこえやら。
苛立ちを隠そうともしないトントン様が怒鳴る。
zm「何言うとんねん。いざとなったら俺がA抱えて空に逃げれるやん」
syp「いやいや、それならわいが城まで瞬間移動した方が早いでしょ」
子供の喧嘩のように張り合う2人を見て、思わず顔が引きつる。
2人の私へ対するオーラがキラキラして見える。
つまり、これは。
好感を持たれているという事。
…まずいのでは。
恋愛する気はないが、イケメンに迫られて嬉しくない、と言うとウソになる。
ただ、流されれば死亡ルートだ。
幸いまだ好感程度。
ここらで何とか阻止しなくては。
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ゆかり(プロフ) - わぁーー、めっちゃ嬉しい！ありがとーございます！書きたい話はまだまだあるので、頑張りますね。 (2021年11月3日 20時) (
レス) id: 22f5afe48d (このIDを非表示/違反報告)
すいみん。(プロフ) - とても面白いです！どストライクにハマる世界観、書き方、夢主の性格...など！めちゃくちゃ好きです。次の更新楽しみにしています。無理せず頑張ってください！ (2021年11月2日 23時) (レス) @page31 id: 89ac922806 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 御三方、コメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです！頑張る励みになりますね。そして銀狐様、ご指摘ありがとうございました。コソッと直してみました！ (2021年10月25日 12時) (レス) id: 22f5afe48d (このIDを非表示/違反報告)
銀狐(プロフ) - この作品好きです！これからも御体に気を付けながら頑張ってください！あと大食漢ではないでしょうか？ (2021年10月25日 10時) (レス) @page18 id: b88b2ea9fb (このIDを非表示/違反報告)
シー - え、めちゃくちゃ好きです！！応援してます！！ (2021年10月21日 3時) (レス) id: 7d376a875d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆかり | 作成日時：2021年10月15日 6時
