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目黒side
呼ばれた方に歩いていくと、彼女は俯いたまま顔をあげてくれない
「照くん何してんすか」
照「いやさ、筋トレしてたら見覚えのある子が見えたから来たらふっかの妹だったわ」
俺のずっと会いたかった彼女は、ふっかさんの妹ってことがわかった、けど彼女は顔をあげてくれないから顔を覗き込み声をかけた
「Aちゃん?大丈夫?」
『えっ、あ、大丈夫です…』
顔を上げた彼女は誰がみても分かるくらい整った顔に、頬を赤らめ、透き通ったその瞳で俺の顔を見つめた。
その瞳から目が離せなかった
照「目黒近すぎ、ふっかに怒られるぞ」
「あっ、ごめん」
一歩後ろに下がり目線を外す
照「Aちゃん大丈夫?」
そういう照くんに、大丈夫ですと聞こえないくらいの小さい声で言い何かを落とし彼女は出て行った
照「まって!!」
照くんが呼んでも止まらず彼女はいってしまった
落としたものを拾うと、俺達のライブタオル
照「どうしたんだろ、Aちゃん」
「照くんこれあの子落としていきました」
照「あーぁ、ふっかに渡してもらうか、預かるよ」
これを、あの子に返す口実を使って俺はもっと彼女を知りたいと思った
「いや、俺から渡しときます」
照「そっかじゃあ頼んだ」
タオルをカバンにつめ、筋トレを再開。
帰り際ジムの人に事情を話Aちゃんの連絡先を教えてもらった。
「急に連絡したら驚くよな、どうすっかな」
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作者名:う | 作成日時:2020年3月24日 23時