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「へ？」
きょとんとする俺に、めめは少し首を傾けて、
「カシオレ」
と言った。
「あ、ああ好き」
そう俺が答えると、めめは目線を俺からタブレットに戻した。
「ふうん、飲んだことないや。肉追加する？」
「あ、ご飯おかわり」
「おっけー」
注文を済ませためめが、こちらを見て笑う。
「カシオレって」
どうやらまだカシオレを引きずるらしい。
ぶうと唇を突き出す。
「めめも一回飲んでみいや！最初はな、みんなバカにすんねん俺のカシオレ！でもしょおとかふっかさんとか一口飲んだら気に入ってたで！」
必死で反論する俺の言葉を笑いながら聞いていためめが、
一瞬固まって、目線を落とす。
「めめ？」
「こーじってさ、紫耀と仲いいよな」
「うん？しょおとは一緒のグループ組んでた時期もあったし、最高の仲間であり親友やな。しょおは特別や。」
「……特別、」
目を伏せためめの表情は読めないが、どことなく寂しそう。
「まさかめめ、嫉妬しとるん？」
まさかな、と思って冗談のつもりで言った言葉に、めめはピクッと反応して顔を上げた。
今度はめめが唇を尖らせる番だった。
「そうだよ」
めめは俺を少しにらむように上目遣いで見て、そう言って口をすぼめるとそっぽを向いた。
とそのとき、タイミングがいいのか悪いのか、扉がノックされた。
問題のカシオレが運ばれてきた。
めめは届いたレモンサワーを早速ぐぶぐび飲んでいる。
やけ酒かいな。
カシオレを一口飲む。やっぱりおいしい。
めめからの視線を感じる。
「飲む？」
「いい」
めめにそう聞いても、つーんと返されてまたそっぽを向かれる。
なんやこいつ。
めんどくさいけどかわいいな。
今のめめ、例えるなら膨れたタコ。
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あーー - 最後の想いを伝え合う所は大泣きしながら読んでました….素敵な作品をありがとうございました！！！！ (2022年9月11日 10時) (
レス) @page49 id: 9699c6dae8 (このIDを非表示/違反報告)
まぁー(プロフ) - 1話を読み始めてから、あまりの面白さに一気に最後まで読み進めてしまいました。後半の二人のやり取りは、あまりの切なさに泣きながら読んでました。素敵なお話をありがとうございました。 (2022年6月29日 21時) (レス) @page49 id: ca44044983 (このIDを非表示/違反報告)
らゆこ(プロフ) - みー☆さん» みーさん！コメントありがとうございます（ ; ; ）励みになります、物語の展開も更新もゆっくりですが今後もよろしくお願いいたします（ ; ; ） (2020年8月15日 0時) (レス) id: 330379d7ee (このIDを非表示/違反報告)
みー☆(プロフ) - 私と同じお名前の方がいらしたので☆をつけてみました(*^^*)！もちろん私も更新楽しみにしておりました！物語が動いてきてドキドキしてます(*´ｪ｀*)！ (2020年8月14日 18時) (レス) id: 67ba1ad69d (このIDを非表示/違反報告)
らゆこ(プロフ) - みーさん» みーさんいつもコメントありがとうございます！とても励みになってます（ ; ; ） (2020年8月13日 10時) (レス) id: 330379d7ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らゆこ | 作者ホームページ：
作成日時：2020年4月11日 20時
