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「あ、その前にちょっとトイレ行ってくる。そこ座って待ってて」
そうめめに促され、路頭に出てる椅子に腰掛ける。
めめが満足そうに俺の頭をぽんぽんと撫でてトイレへ向かう。
すると、近くにいた女の子四人組が、
そんな俺たちの様子を見ていたのか、
蔑むような声をあげた。
「え、今のカップル？」
「きも、ウケるんだけど」
「わたしそういうの無理だわ〜」
そう口々に俺に聞こえるように話す女の子の四人組が、俺の横を通り過ぎる。
俺は顔を上げられないでいた。
すれ違ったあと顔を上げると、
四人組の内の一人の子が後ろを振り返って、
こちらを気まずそうに見ていた。
俺がそちらに目を寄越すと、ばちっと目があったその子は少し頭を下げた。
いいよ、大丈夫だよ、
そんな意味を込めて手をひらひらと振る。
それに彼女は眉を下げて、
もう一度頭を少し下げたあと、3人を追いかけて歩いて行った。
そんなものだ、世間の目なんて。
ファンの子がいくら俺とめめが仲良いことに喜んでくれたって、
一般の人の反応なんてこんなもの。
前よりはだいぶマシにはなったそうだけど、
決して偏見や差別がなくなったわけではない。
「しかたないやろ…、」
男に恋しようと思って恋したわけじゃない。
そもそも恋なんて、しようと思ってするものじゃない。
好きになった相手が、たまたま男だっただけなのに。
「すき、やなぁ…、でも、それは……」
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あーー - 最後の想いを伝え合う所は大泣きしながら読んでました….素敵な作品をありがとうございました！！！！ (2022年9月11日 10時) (
レス) @page49 id: 9699c6dae8 (このIDを非表示/違反報告)
まぁー(プロフ) - 1話を読み始めてから、あまりの面白さに一気に最後まで読み進めてしまいました。後半の二人のやり取りは、あまりの切なさに泣きながら読んでました。素敵なお話をありがとうございました。 (2022年6月29日 21時) (レス) @page49 id: ca44044983 (このIDを非表示/違反報告)
らゆこ(プロフ) - みー☆さん» みーさん！コメントありがとうございます（ ; ; ）励みになります、物語の展開も更新もゆっくりですが今後もよろしくお願いいたします（ ; ; ） (2020年8月15日 0時) (レス) id: 330379d7ee (このIDを非表示/違反報告)
みー☆(プロフ) - 私と同じお名前の方がいらしたので☆をつけてみました(*^^*)！もちろん私も更新楽しみにしておりました！物語が動いてきてドキドキしてます(*´ｪ｀*)！ (2020年8月14日 18時) (レス) id: 67ba1ad69d (このIDを非表示/違反報告)
らゆこ(プロフ) - みーさん» みーさんいつもコメントありがとうございます！とても励みになってます（ ; ; ） (2020年8月13日 10時) (レス) id: 330379d7ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らゆこ | 作者ホームページ：
作成日時：2020年4月11日 20時
