海賊皇女は海をゆく (ページ22)

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「WOW！Amazing！初めまして
私VIP専属コンシェルジュバカラと申します

あの有名なA様に来て頂けるなんて光栄ですわ」

『私のこと知ってるんですか！？』

「もちろんです！
海軍で在られた頃からA様はVIPリストに
お入れしております
かの有名な『海賊皇女』にお越しいただけるなんて我々も鼻が高うございます

それではご案内させて頂きます」

『よろしくお願いします！』

いかにも高そうな車に乗せられ街を案内される
全てが黄金で出来たその街に声が出ない

「.......すごい」

「あらあら、ここはまだリーズナブルなところですよ！」

「さぁ、いよいよ.......VIPエリアに入りますよ！」

さらに門を抜けいよいよ.......VIPカジノへ

「さぁA様お下りくださいませ」

車から丁寧に降ろしてもらうと
バカラさんが何やら私をじっと見て微笑んだ

「そ・の・ま・え・に」

あっという間に着せ替えられた服

純白の胸元大きく開いたショートのドレス

首元には金の首飾りが控えめに光る

余りにも.......その

露出が多いので､仕方なく

ドフラミンゴに貰ったモフモフを着た

あのもふもふショート丈とロング丈のセットが
入っていて流石バカミンゴ.......と思った

全体的に白で収まったコーディネートは

私の印象的な"赤髪"が刺激を付け足す

鏡に写った自分を見て

思わず息を呑んだ

『これ、、ほんとに私、、？』

「ワーオ！！！ソウアメイジング！！！
素晴らしいお美しさですわ！！」

『あ、のこれ！ほんとに頂いていいんですか！』

「もちろん！有名なVIPのお客様ですもの

それにここは"カジノの街"

勝って返せば良いのです！」

勝って.......。

頑張れ私の『ビギナーズラック』

「それではお楽しみください！

何かありましたらお声かけください」

『ありがとうございます！』

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ポーカーにスロットマシン

ひと通り遊んだ所で少しだけ疲れた

どうやら私の『ビギナーズラック』は

働いたようで3億ﾍﾞﾘｰ分は勝ち越しだ

とりあえずこれで衣装の心配はなくなった

いつの間にか夜になっていたので

レストラン街へ向かうことに

タンタンタン

素敵な衣装に素敵な街
美味しいお酒に調子の良いビギナーズラック

少し浮かれ過ぎたせいかもしれない

今世紀最大の失敗を犯した