22 ページ25
「そんなの無理に決まってんだろ！」
「私の航海術は副船長仕込みなのよ！
それに一度は行ったはずなの。
もう一度絶対たどり着いてみせる」
「なんだよー」
「それにね、私の中のお父さんも船長も
私には船長だけなんだよ
もちろん親父様もとっても大好きよ
それでも船長は大切なの
船長もルージュさんも私達2人を心から愛していたことは理解しなくてもいいから知っていて欲しい
またラフテルで会おう！エース！」
「おう！姉ちゃん！またな！」
「大好き、愛してるよ！」ニコリと微笑み
エースをぎゅーと抱きしめる
「俺もだ、姉ちゃん」
「おじ様、マルコさんサッチさん
ありがとうございました」
「いつでも来やがれ小娘!!」
ごしごしと頭を触る大きな手は温かくて船長を思い出した
「はい！次は会う時は私もきっと海賊です！」
そういうと別れた
マルコの背に乗せられ自船に戻る
「中将ご無事でしたか！」
「よゆーだばか！ほら遠征続けるぞ
航海士は私と交代だ、これじゃいつまで経っても
イーストブルーどころか本部にすら帰れん!!」
「すみません！了解しました！」
「よーし！頑張っぞー！」
「おおー！」
やっとの思いで終えた遠征
結局半年ちかくかかってしまったようだ
報告書を仕上げるのにも一苦労だった
「クザンさーん！お久しぶりです
印を貰えますかー？」
「は？え？ミーナちゃん！？
どこいたのさ!!すっごい探してたんだから」
「いや。半年程遠征に出てましたが
サカズキ先生や元帥は何も仰らなかったのですか？」
「あー言ってたようなー。
でもこんな長期だと思わなくてさ、避けられてんのかと思った」
「私がクザンさん避けるなんて有り得ませんよ、
むしろクザンさんがサボってばっかりで私から逃げておられるのでは？」
クスクスと笑って伝えると少しは居心地悪そうにしてるから少しはサボり減らないかな〜なんて
「あ〜まぁなんだけど。今夜ひま？
飯でもどーよ」
「是非！ご一緒させてください」
「ほ、ほんと！？」
「あぁその前に報告書を.......」
って走り去ってしまうクザンさん.......
思わずため息が出てしまう
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 363人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れんこん(プロフ) - はるかさん» いえいえ！ (2019年9月6日 21時) (
レス) id: 14f134c39b (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - そういうことですか！返信ありがとうございます！ (2019年8月29日 23時) (レス) id: 14493bbe5e (このIDを非表示/違反報告)
れんこん(プロフ) - はるかさん» 愛され､家族愛のようなものになっておりますので青キジと付き合うことにはなりますがそれがメインではありませんので恋愛要素は薄いお話だと思います (2019年8月29日 23時) (レス) id: 14f134c39b (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - これって落ちって誰なんですか？ (2019年8月29日 23時) (レス) id: 14493bbe5e (このIDを非表示/違反報告)
れんこん(プロフ) - チューリップさん» 大事なところを.......!!!わざわざありがとうございます！ (2019年8月25日 11時) (レス) id: 14f134c39b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れんこん | 作成日時：2019年8月6日 23時
