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幕は上がった ページ4
その日は最低な気分だった
あるはずの七武海会議は女帝の参加を待ち、海軍本部に缶詰にされた
こんな部屋を出て暴れてやっても良かったが如何せん気分が乗らなかった
船から持ってきた酒を片手に空を見た
月明かりが妙にここら一帯を照らしていた
何かいる
暗闇の月を独り占めするかのように
その空を自分のステージであるというかのように
ドレスを翻しながら空を舞う女を見つけた
その姿に無性に惹きつけられた
人を何人も殺したことのある目だった
それも殺人を楽しむ狂気に満ちた目だった
不幸と不幸が重なる時そこには何が生まれるのか
神のみぞ、否それを知るのは悪魔のみであろう
悪に身を落とした彼等をさらに深く深く引き込むのは
神か悪魔か、はたまた死神か
目があった瞬間にだめだと思った
バレたとか殺すとかそういうこと以前に頭の中に浮かんだ一つの言葉は逃げろだった
だが同時に強く惹かれた、この男とならどこまでも落ちてしまうことが瞬時に分かった
それは同時に人間ではなくなることであると感じた
続く (更新停止中)
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りんご - 題名がかっこよくて読んだら一目ぼれしてしまいました… (2022年8月10日 22時) (
レス) @page4 id: 220ab80aca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんこん | 作成日時：2020年3月26日 16時
